住宅ローンの借り換え審査で落ちたらどうすればいい? 

住宅ローンの借り換え審査で落ちたらどうすればいい? 

住宅ローンの金利は今非常に低い水準にあります。こんな状況の中で昔に借りた住宅ローンなので金利が高く感じる、という方も多いのではないでしょうか?そこで考えるが住宅ローンの借り換えになると思います。

金融機関もそのような方たちの住宅ローンを取り込もうと様々な金利優遇キャンペーンを行っています。金利が1%以上下がった、毎月の返済金額が少なくなった、返済期間が短くなったという方も多いかと思います。

ただ、他の金融機関に借り換えをしようと考えても必ず借り換えができるとは限りません。なぜならば、最初に住宅ローンを借りたときと同様に金融機関による住宅ローンの審査が必要になってくるからです。この住宅ローンの審査を通らければ借り換えはできません。

もちろん金融機関によって審査基準は異なってくると思いますので、最初に住宅ローンを借りたときと勤務状況等の状況は特に変わっていなかったとしても審査に落ちることは考えられます。借り換えをしようとして審査に落ちてしまったらどうしらいいの?

このまま高い金利のまま今の金融機関で借り続けなければいけないの?などと不安に思う方もいると思います。このような、もし住宅ローンの借り換えをしようとして審査に落ちてしまった場合どうすればいいのかというところを説明していきたいと思います。

借り換え審査での注意点

住宅ローンの借り換えでは先ほどにも書いたように住宅ローンの審査が必要です。最初に住宅ローンを借りたときに手続きをされているのでご存知のこともあるかもしれませんが、審査をするにあたり印鑑証明や住民票など様々な書類を用意する必要があります。

時間を取られ面倒かもしれませんが審査を進めるにあたり手間はかかってしまいます。こちらも先ほど書きましたが、金融機関によって審査基準は多かれ少なかれ違ってきます。ですので必ず審査に通る保証がないことは理解しておいて下さい。

後で詳しく書きますが金融機関は勤続年数などを審査のポイントにします。転職したばかりなどでは審査に通りにくくなる可能性があります。個人信用情報も金融機関で取りますので、延滞や他に借金があると審査に通らないのでそのような方は注意してください。

審査に落ちてしまう原因

審査に落ちてしまう原因は様々あります。メガバンクは総じて審査が厳しかったり、地方銀行や信用金庫ですと割と審査が通りやすかったりと要因は様々です。ですが1番大きな要因は「顧客属性」です。要は収入状況であったり返済状況であったりとかです。

このあたりの詳しいところを見ていきたいと思います。

収入状況に変化がった場合

金融機関が1番気にするポイントは住宅ローンをちゃんと返済してくれるかどうかです。ですのでこの収入状況というのはかなり重要です。もし最初に住宅ローンを借りたときよりも収入が減っていたり、3年分の源泉徴収票を見たときに右肩下がりに収入が減っていれば、金融機関は厳しく見ます。

収入状況という点で勤続年数も注意してみるポイントです。勤続年数が長ければ安定しているというように金融機関は判断します。逆に勤続年数が短いと収入が安定していなかったり、すぐに仕事をやめる人だと判断して厳しく見ます。基準としては最低でも3年以上勤務していることが条件となっている金融機関が多いと思います。

勤続年数が短くても、同じ業種でステップアップを目的とした転職と判断されれば審査上問題ありません。そのあたりは書類だけでは判断できないポイントですので、金融機関の担当者にしっかり説明するようにしましょう。

延滞があった場合

現在延滞があるや、過去に延滞があった場合も審査を通るのが難しくなります。先ほども書いた通り金融機関は個人信用情報を必ず取りますので、今までの延滞履歴などはすべてわかります。でも、たまたま毎月の引き落としの口座にお金を入れるのを忘れていて延滞になってしまった。でもすぐに返済したというケースはあると思います。

そのような場合は大体個人信用情報を見てもわかりますので特にマイナスにはなりませんので安心して下さい。個人信用情報をみると他の借りれ状況もわかりますので、住宅ローンに延滞が無くても他の借り入れで延滞がある場合でも審査は通らないので注意してください。

個人信用情報を見て、延滞が無くても他の借り入れが多い場合は、住宅ローンの返済はおそらくギリギリなんだろうと見られるので、そのような場合は住宅ローンの審査は通らないので気を付けましょう。

健康状態が悪化して落ちることも

もう一つ注意しなければいけないことがあります。それは団体信用生命保険に加入できるかどうかです。個人の収入状況などの顧客属性がどれだけよくて、審査は問題ないとしてもこの団体信用生命保険に加入できなければ住宅ローンは借りられません。

最初に住宅ローンを借りたときよりも、間違いなく歳は重ねていると思うので健康上に何か問題が出てくる可能性は少なからず高くなっていると思います。私が金融機関で住宅ローンを担当していた時も、団体信用生命保険の審査に通らなくて借り換えができなかったお客様もやはりいました。

健康であれば何も問題ないのですが、普段から健康に気を付けて、いざ借り換えを考えたときに審査にひっかからないようにしておきましょう。

どうすればいいの?

借り換えの審査に落ちてしまえばもう他の金融機関でもダメなのかというとそうでもありません。何度も書いているように金融機関によって審査の基準は異なってきます。もしメガバンクで借り換えを検討してダメなのであれば地方銀行や信用金庫で借り換えを検討するのもいいかと思います。

メガバンクは審査基準がやはり厳しめです。そして、今では住宅ローンの分野にそこまで力を入れていないので特に積極的ではないため、より厳しく見られます。一方で地方銀行や信用金庫、ネットバンキングなどはまだまだ住宅ローンがほしいので積極的に取りたいという方針です。

金利面でもメガバンクよりも優遇が大きい場合もあり、審査ギリギリラインでも担当者が何とかしようとしてくれたりという対応をとってくれます。ただ、もし団体信用生命保険の審査がダメで他の金融機関を検討する場合は正直難しいかもしれません。

もう一つの方法として、今借りている金融機関に借り換えを検討している旨を伝え、金利条件の見直しを検討してもらうなどの方法もあります。住宅ローンを他行に取られるより、少し金利を下げたほうが金融機関側にとってもデメリットは少ないので対応してくれる余地は十分にあります。

借り換えの審査に落ちたからと言って特にペナルティーは無いので、借り換えを検討している場合は積極的に進めていくのが良いと思います。


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