注文住宅で新築を建てる際に、コンセプトが決まり、間取りがきまり、それぞれの材木なども色々検討して、決めていきます。
金額も予算に収まっているし、これでいこうと考えたら、さらに検討してほしいものが、「オプション」になります。
このオプションは、無くても困らないのですが、あるととても便利なものもあります。
日々の生活がとても快適になるものもありますので、一度検討はしてみるのが良いでしょう。
それでは、今回の記事では付けて良かった、というオプションと、つけなくても良かったな、というつけて後悔してしまったものを説明していきます。
つけて良かったもの
それでは、ここからは注文住宅のオプションとして、つけて良かったという感想が多いものを個別にご紹介していきます。
玄関ドア電子錠システム・スマートドア
車と同じ使い方の「ポケットキー」と、カードやシールを近づけて開錠・施錠を行う「ピタトットキー」が選べます。
リモコンキーには、普通の形状のカギが内蔵されていて停電などいざという時は鍵穴から開錠することもできます。
ドアに電源が必要になるので、後からの施工は何かと大変そうです。
鍵を出さずに鍵の開け閉めができるので、荷物が多かったり、子供を抱っこしていたり、そんなときも鍵がポケットやバッグに入っていれば、ドアのボタンを押すだけで鍵の開け閉めができるのは、とても便利です。
毎日行う玄関の鍵の開け閉めは、ちょっとした手間ですが、塵も積もれば山となる、ということわざもある通り大きな負担となってきますので、おすすめのオプションです。
室内物干し
生活感の象徴みたいな室内物干しですが、室内で干さないといけないときは、結構あるかと思います。
リビングだと空調もあって、早めに乾かすこともできるので、とても便利です。
雨の日はもちろん、花粉症の家族がいらっしゃる方におすすめのオプションになります。
人感センサーライト
センサーの感度や点灯モード(どのタイミングで消えるかなど)によっても評価が分かれます。
玄関ドアに入ると玄関ホールの全体が明るくなり、靴を脱いでリビングへ入ったころには自動に消えるので、手間がかからず便利です。
デメリットとしては、待機電力で電気代がかかる点、不要な時にもついてしまうことが挙げられますが、つけっぱなしにならない自動消灯による省エネ効果も高いです。
センサーの感度や感知方式・点灯モードによっては、じっとしていると人がいるときにも消えてしまって不便を感じるケースがあります。
つま先楽押し水栓・フットスイッチユニット
名前の通りですが、つま先で足元のパネルを押すと水が出たり止まったりする仕組みです。
節水効果を考えると、オプション料金程度2~3年で元を取ってしまうかもしれません。
洗い物をするときにこまめに水を止められるし、両手が汚れていても問題ありません。
手を近づけると吐水するセンサー式の水栓もありますが、自分の意志で操作ができるフットスイッチユニットのほうがおすすめです。
食器を洗う時などはたいてい手が汚れているので、水栓の開け閉めを手で行わなくてよいので便利です。
また、足の先でタッチするだけで操作可能なので、手作業を止める必要がないので、スムーズに操作できます。
蓄熱暖房機
割安な夜間電力で中のレンガに蓄熱し、それを放熱することで部屋を暖めてくれます。
冬でもほんのり温かいのが魅力的です。
かなり重く、場合によっては床下に補強工事が必要となりますので、夏場も動かせません。
キッチンカウンターの下に埋め込める施工方法もあるので、設置をするなら新築の時がいいでしょう。
温まり方、電気代は家の断熱性・気密性に大きく左右されますが、初期費用は床暖房よりも割安となります。
蓄暖は燃料の詰め替えや電源コードを気にする必要も無くとても楽です。ファンを回さない限りは無音ですし、家全体が温まります。
つけて後悔したもの
さらにここからは、これをつけて後悔したな、という意見の多いものをご紹介してきます。
吊り戸棚式の食器乾燥機
食器洗浄機があるので、同じ機能が重複してしまうため、電気代がもったいなく、電源すら入れない家庭が多いようです。
そもそも、ビルトインで食器洗浄機がキッチンについているならば、吊り戸棚に乾燥機能は必要ない、との見解が多いです。
電動で吊り戸棚の高さが調節できるのは便利だが、その調節は一年に数回程度。それなら、電動でなくても手動式のもので十分です。
吊り戸棚に実際に置かれる食器は、軽量且つ普段あまり使用頻度が低い食器や、軽量の子供の水筒、ロート、橋、お椀などです。
急いで乾燥する必要もないので特に使うことが無いようです。
室内物干しの電動昇降機能
手動式と電動式があります。室内物干しの高さを変える、という作業は生活を始めてしまうと、いちいち高さを変えることはほとんどないのが、実情です。
ハンガーをかけたり、外したり、日常で使いやすい高さに一度固定してしまうと、そこから高さを変えるのはめったになく、変える場合には、手動で十分だからです。
反対に、手動式でないため、リモコンが見つからない限り高さ調整ができないことが欠点となることもあります。
両開き玄関ドア
片側のドアを開けるだけでも十分な幅がある為、片側のドアはめったに開くことがありません。
玄関ホールの補助ダウンライト
玄関内側の証明は、シンプルな大きめなものが1つあれば十分です。
床の間灯
年配の男性に取り付ける方が多いですが、年末年始に生け花や掛け軸を床の間に飾るときや、ひな人形を飾った時の撮影時などに点灯しますが、それ以外に使うことはほとんどありません。
来客が来ても、和室メイン照明があるので、わざわざ床の間灯を点灯することはなく、使用する場面は限られます。
ミスト、サウナ機能
寒い冬にサウナなど良いのではないか、と思い付ける方もいらっしゃいますが、寒い冬にはミストやサウナ機能のボタンを押しても、すぐには浴室が温まりません。
結局、温まるまで待っていられず、浴室をサウナ状態にしてもどれだけの時間そこにいればよいのか、となり電気代ももったいないので待ちきれない人が多いようです。
同じオプションでも、便利だと思う方もいれば、いらなかったと思う方もいらっしゃいますので、あくまでも主観的なものだということをご理解いただけますと幸いです。
また、今回ご紹介したオプションのほかにも、いろいろなオプションがありますが、今回おすすめのオプションもぜひご検討ください。
お金のご都合もあるかと思いますので、予算との兼ね合いを考えつつ、便利で本当に使えそうなものを導入するのが良いでしょう。
いざつけてみて、やっぱりいらなかったな、後悔しないように慎重に検討する必要があります。
ワンランク上の注文住宅を建てるために、オプションも活用していきましょう。