注文住宅を購入するとき、どんな家の外観にするか、非常に悩むポイントだと思います。自分の好きなデザインを決められるため、おしゃれにしたりこだわったりできるからです。
しかし、いざ外観やデザインを考えようと思っても、どんなポイントに注意すればいいのか分かりません。そのため、思い描いているものと、実際に出来上がった家との間にギャップが生まれてしまう可能性があります。
家の外観を決める時には、予め自分の好みの外観をなるべく具体的に伝える必要があるので、おしゃれな注文住宅の外観の例を紹介していきます。
デザイン性のある外観
ここからはデザイン性のある外観とするため、また家を建てる読者の方々の理想を実現するために、外観を決めていくポイントについて説明していきます。
家の形の決め方
家の形をどのようなものにするかによって、住宅の外観のイメージは大きく変わってきます。あなたのイメージに合った家づくりにするためには、どのような形状にするのが良いかをよく考えて決めるようにしましょう。
家の形は、シンプルな形の建物にした場合にスタイリッシュなイメージの住宅となり、逆に複雑な形状の住宅の場合には豪華な印象を与えます。そのため、一人一人がどのような家のイメージを抱いているかで、好きな家の形を選ぶとよいでしょう。
窓の配置の決め方
窓の配置は、家の外観の印象を大きく決めるポイントになります。そのため、数などはよく考えて決めるようにしましょう。
また、窓の位置は間取りとも大きく関係するため、外観だけを考えて決めるのではなく、室内のデザインなども踏まえた上で決めなければなりません。
これを怠ると、「意味のない場所に窓がある」ということになってしまいます。
また、日光は南側によく当たるため、南の方に大きな窓があると、日差しを効率よく取り入れることができます。
日差しを取り入れて明るい部屋にしたいのであれば、南側に窓を意識して配置するようにしましょう。
外観で人気の色
住宅の外観を決める上で、重要なポイントが「色の選び方」です。家の印象を大きく左右するため、これを決める際にはよく考えて色合いを決めるようにしましょう。
色にはそれぞれ特徴やイメージがあります。そのため、どのような雰囲気の外観にしたいのかによって決めると良いです。
外壁の色のポイント
それでは、それぞれの色の特徴についてここから開設をしていきます。
白やベージュ系の特徴
白い色は光を反射するため、家の雰囲気が明るくなります。
また、特にベージュ系は住宅の色として人気です。高級感にある雰囲気になり、洋風住宅に多くみられるタイル調の住宅に合うからです。白色は問題点も多くあるので、詳しくは後ほど説明をします。
黒やブラウン系の特徴
黒やブラウン系の住宅は、落ち着いた雰囲気になります。そのため、シンプルモダン住宅や高級感のある住宅に適しています。この色はどの家のタイプであっても合わせやすい色で、外観の色に悩んでいるのであれば、黒系やブラウン系を検討してみると良いでしょう。
家の外観に向いていない色
住宅の外観を決める上で、家の色に向いていないものもあります。それは、彩度の強い色です。自分の住む家だから好きな色にしたい、と思うかもしれませんが、家に適した色とそうでない色があるので、しっかりと客観的に判断しましょう。
色分けした方がいいのか?
色分けに関しては、少し難易度は上がりますが、抑えるべきポイントをしっかりと抑えて配色していけば、よりおしゃれな外観が出来上がります。
家の外観を何色かに使い分ける場合、色分けのバランスをよく考えて決めるようにしましょう。これを間違えると、まとまりのない見栄えになってしまいます。
そのため、外壁の色の数は2~3種類までにするようにしましょう。あまり数が増えすぎると、どれがメインなのか分からなくなってしまいます。
住宅の色の分け方には、いくつか種類があります。上下などというように、平面で2色にする場合とバルコニーなどの凹凸部分で色を変えるパターンがあります。
色分けといっても、この2つの分け方で住宅のデザインのイメージは異なりますので、家の形状を踏まえて理想の配色を決めると良いでしょう。
白色にする際の注意点
先ほど一度説明をした通り白色の外観には、問題点もあります。それは、主に汚れが目立ちやすい点にあります。
たとえば、工場地帯などで汚れやほこりが家に付着しやすい地域だと、雨だれなどのシミが目立ってしまいます。下記に白色が気に入っている人の理由、逆に後悔している理由についてまとめた後、成功させるポイントを解説します。
気に入っている人
- 家を大きく見せる効果がある
- 洋風和風問わずオーソドックスにまとめやすい色
後悔している人
- 日当たりからの見え方
- 影になった場所の白の目立ちやすさ
- 汚れが目立つ
成功させるには?
外壁に白やベージュを起用する際には、とても広い面積でその色を目にすることになるので、狭い部分で見るよりもより明るく感じることができます。
色味を出したい場合には濃いめを選び、落ち着いた雰囲気にしたいなら、シャーベットカラーやパステルカラーは避けたほうが無難でしょう。シックにまとめたいなら、彩度と明度を落とすのがポイントです。
また、茶味がかったアーモンドカラーでもシックな仕上がりになります。洋風の家にしたい場合は、オレンジかかった濃いクリーム、卵の黄身色もおススメです。個人的でありながら品よくまとめることができます。
外壁を真っ白にする場合は、ドアやサッシ、タイルなど、ほかのちょっとした部分がアクセントになります。コントラストを意識してメリハリをつけるとおしゃれにまとまります。
まとめ
外壁は、普段からご近所さんたちが最も目にする家のパーツです。家の第一印象を決める部分でもあるので、しっかりとこだわる必要のある部分です。
ここで妥協をせずに、自分の納得のいくデザインの家を建てて、友人たちにも自慢できるおしゃれな家を立てましょう。一生に一度の大きなお買い物なので、しっかりと納得のいくものにしましょう。