一人暮らしの新生活をイメージして、ワクワクしながら部屋探しをしている人もいるでしょう。しかし中には目安となる家賃がわからなくて、部屋探しがなかなか進まないこともあります。後から「高すぎたからやっぱり引越ししよう」と言うのは簡単ではないので、最初の部屋選びはとても重要です。
そこで今回は一人暮らしをする大学生や新社会人が、部屋を決めた後に後悔することがないように、毎月の家賃の目安を見ていきましょう。
家賃は月収の何%が目安
一人暮らしは家賃だけではなく、食費、水道光熱費、交際費など、色々とお金がかかるものです。その為、新居の家賃は他の出費との兼ね合いも考えて決める必要があります。
そこで参考にしたいのはお金の専門家であるファイナンシャルプランナーの意見です。細かい条件によって若干の誤差はありますが、様々なフィナンシャルプランナーの意見をまとめると、収入に対する支出のおおよその内訳は次の様になります。
- 家賃…30%
- 食費…15%
- 水道光熱費…5%
- 交際費…5%
- 通信量…5%
- 趣味・娯楽…10%
- その他雑費…10%
- 保険料…4%
- 貯蓄…16%
家賃は月収の30%を目安としていますが、仮に「自炊するから15%も食費はかからない」「趣味にはお金はかからない」などという場合は、その分を家賃に充てる事もできます。しかし他で急な出費がある事も考えられるので、どんなに他の事にお金がかからないとしても、35%未満に抑えた方が無難でしょう。
一人暮らしの家賃の目安は?
目安とするべき家賃の割合は分かりましたが、次に気になるのは実際の家賃相場がどうなっているのかということです。そこで東京23区と、それ以外の地域における家賃相場を独自に調べてみました。
今回調べる対象は1R、もしくは1Kのみです。賃貸情報を数多く取り扱っているエイブルを利用し、家賃が高い物件、安い物件を30件ずつピックアップし平均を出す、という形で家賃の目安を出しています。
東京23区の場合
最安値
2.2万円
最高額
42万円
平均
約15万円
東京23区全体で見てみると、1Rや1Kの平均家賃は約15万円になります。とても新卒の給料や学生のアルバイトで住める家賃ではありません。しかし今回調べたのは、東京に1万件以上存在する1Rや1Kのうちのわずか60件です。
最安値を見れば分かるように、安い物件も数多く存在します。割とどこの区であっても安い物件は沢山あります。根気よく探せば基準である手取り額の30%以内の家賃の物件は必ず見つかるでしょう。
23区以外全体
最安値
1.9万円
最高額
12.5万円
平均
約7.9万円
都心部から離れると、上記のように家賃相場はぐっと下がります。手取り額の30%以下の物件を見つけるのは難しくはないので、周囲の状況から住みやすさなどもじっくり考えて新居を探しましょう。
都内で一人暮らしするのにおすすめの街
「都心部に住みたいけど、家賃が高いから諦めなきゃいけないのかなぁ…」と考えている人もいるかもしれません。しかし調べてみると、上記のように23区内でも無理なく住める場所は少なくありません。
23区内でも家賃を安く抑えることができると分かったら、次に考えなければいけないのは「23区内のどこに住むべきか」ということです。
東京23区はどの区も、インフラ、仕事、お店の多さなど様々な面において利便性に富んでいます。一見するとどこに住んでも同じに見えるかもしれませんが、実際に住んでみると様々な違いに気づきます。そこで、住む場所選びの参考になるように、いくつかのエリアをピックアップしてみました。
コスパを考えるなら
学生はもちろん、新卒社会人も最初のうちはちょっとした出費も身にこたえるものです。東京は全国的にも物価が高い地域ですが、エリアによってはそれには当てはまらない地域もあります。特に練馬区や中野区はコスパを考える人にとっては、とても満足できるエリアです。
練馬区
練馬区は他の23区と比べても家賃相場が比較的安めなので、一人暮らしであれば家賃を大幅に抑えることができます。また業務スーパーなどの格安スーパーやユニクロ、他にも様々な商業施設が存在しています。自転車があれば不自由なく生活できるため、交通費もほとんどかけずに生活することができます。
中野区
中野区は学生や単身世帯が多いエリアということで、1Rや1Kの安い物件を見つけやすい環境です。居酒屋が多いことでも有名で、中には瓶ビールが300円台、刺身が100円台でいただけるお店もあります。よく飲みに行く人にとってはお財布に優しいエリアです。
おしゃれな所に住みたい
おしゃれな所に住みたいと言うのであれば、目黒区は特に注目したいエリアです。しかし目黒区も広いので、その中でも特に「おしゃれな町」と呼ぶのにふさわしいエリアを2ヶ所挙げておきましょう。
中目黒
高級住宅街として有名な中目黒エリアは、オシャレなお店が多いことでも有名です。川沿いに並ぶカフェや雰囲気の良いバーなどの食事処はもちろん、個性あふれるセレクトショップなどのお店も多くあります。利用せずとも、散歩をするだけでもオシャレな町並みを楽しむ事ができます。
自由が丘
自由が丘はスイーツやパンの激戦区であり、メニューはもちろん、雰囲気づくりにこだわったカフェやパティスリーが数多くあります。他にも女性をターゲットとしたお店が多く、いずれも絵になるような店構えがオシャレな雰囲気を作り出している点も特徴です。また、駅北口のエリアは住宅街エリアとなり、大通りがありません。静かで落ち着いた環境が、よりオシャレな町の雰囲気を引き立ててくれます。
交通の便が良いエリア
東京にはJRの他に数多くの私鉄が走っています。それらの路線が数多く集まるエリアに住めば、様々なところに乗り換えなしで行くことができ、生活のし易さも大きく違ってきます。特に北千住と成増は、交通の便を考えると注目したいエリアです。
北千住
足立区の千住とその北側エリアを指す北千住ですが、北千住駅にはJRや東京メトロ千代田線、日比谷線など計5路線が通っています。そのため、23区内のあらゆるところに乗り換えなしでいく事ができます。また交通の便だけではなく、数多くの蔵が残っているなど下町らしさが残る街並みも魅力です。
成増
板橋区の成増は埼玉と隣接する地域です。埼玉はもちろん、実は池袋など都心部にも乗り換えなしで行くことができます。駅周辺はダイエーや西友、他にも様々なお店が立ち並び、生活し易い点も成増の魅力です。
都下でのおすすめ
東京で住みやすい場所は23区内ばかりではありません。23区外の都下エリアにも様々な特徴があり、住みやすい地域が数多くあります。その中でも特に注目したい地域を2箇所挙げましょう。
立川市
立川市は都心にも、神奈川にも乗り換えなしで行き来できる交通の便の良さがあります。さらに駅周辺には様々な商業施設が立ち並び、生活して行く上では申し分ない環境が揃っています。また、東京ドームの40倍の面積を誇り、花や緑に溢れる昭和記念公園などもあるので、スポーツが好きな人やお金をかけずに休日を過ごしたい人にとっても住み易い街です。
八王子市
八王子市の魅力は、何と言ってもミシュランの観光ガイドで三ツ星にも選ばれた高尾山です。東京に居ながらにして、登山や自然を楽しむ事ができる点はとても魅力的です。もちろん魅力はそれだけではありません。市内だけで20を超える大学があるので、単身世帯用の賃貸が探し易いです。また、大学ごとに様々なイベントが開催されたりもするので、退屈しない事も八王子市の魅力です。
まとめ
東京は家賃が高いとよく言われますが、実際に探してみると非常に安い家賃に抑えられている賃貸物件も数多く見つかります。探せば必ず自分の希望に沿ったエリアで、収入に見合った賃貸が見つかるでしょう。
「収入に見合わない賃貸物件で契約して支払いに困ってしまった」「安い物件にこだわりすぎて、生活のし易さを二の次にしてしまった」という事が無い様にして、良い新生活のスタートを切りたいものです。
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