あまり知られていないことなんですが、実は賃貸物件の多くは値下げ交渉をすることで家賃を下げてもらうことも可能です。しかし値下げ交渉をするにもタイミングが重要になります
家賃の値下げを交渉する人はそう多くありません。それは家賃が値下げしてもらえる!と知らないからです。しかし元不動産会社の営業マンだった編集長から言わせてもらうと、賃貸物件の多くは家賃値引きが可能な物件なんです。
今回は賃貸物件の家賃交渉について詳しく解説していきたいと思います。
家賃値下げって本当に可能なの?
もちろん家賃の値下げ交渉は可能です!値下げの交渉だけで言えば100%どの賃貸物件でも可能なんですよ。ただし実際の経験からいえば、値下げの交渉をしてくるお客さんはそんなに多くはありませんでした。
これは家賃が値下げ出来ると知らないからでしょう。そんなことはありません。家賃だって全然値下げ交渉が出来るものなんです。実際に編集長の場合、友人や知人に賃貸物件を世話するときには、必ず家賃を交渉して値下げしてあげてました。
編集長の経験では、不動産会社で紹介されている3割から5割程度の賃貸物件は家賃の値下げができる物件だと思っています。
値下げの額ですが、家賃10万円以内の物件であれば、1万円安くなることは滅多にありません。通常だと3,000円から5,000円くらいだと思ってください。もし1万円以上家賃が下がるようなら、それは別に何か事情がある物件という可能性を疑った方がいいかもしれませんね。
しかし3,000円~5,000円でも1年間で考えると、5万円や6万円の節約になるのですから、それでも十分に値下げ交渉をする価値はあると思います。
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どのタイミングで値下げ交渉をするの?
- 最初の接客時に希望家賃を聞かれたとき
- 物件見学をしてもらっているとき
- 入居申込書を提出するとき
- 入居審査合格の連絡がきたとき
- 契約書にサインをする直前
上記5つの中であれば、どのタイミングで値下げの交渉をするのが一番ベストだと思いますか?
実際どのタイミングでも家賃の値下げ交渉をして大丈夫です。ただ編集長的に一番おすすめしたいのが2番の「物件見学のとき」ですね。
物件見学をしていることは、家主に対して不動産会社から事前に連絡が行っている可能性が高いんです。つまり家主もそのお客さんの反応を気にしているってことです。このときもしあなたが家主だったとして不動産会社の担当者から「お客さんすごく物件気に入ってもらってます。ただ少しだけ考えていた予算よりも家賃がオーバーしているようで悩んでいるようなんです。そこで家賃を3,000円だけ下げてもらえませんか?それだったらお客さんもココで契約したいと言ってくれています」と言われたらどうしますか?
一番値下げに成功する可能性が高いと思いませんか?
もし契約日に同じような電話が営業マンからあれば、「なんで今さら!」と思いませんか?
それであれば、やはり物件を見学しているときが一番値下げ交渉には妥当なときだと編集長は思っています。
契約更新時も値下げ交渉のチャンス
これはちょっと余談になってしまいますが、賃貸物件を借りると数年おきに契約更新をしなければなりません。まれに契約更新なんてここ10年一度もしたことないよ!という賃貸物件もありますが、これは元営業マンからいわせてもらえば不動産会社の怠慢なんです。
ですので、きちんとした営業をされている不動産会社は基本的に2年から3年で契約更新の案内を通達してきます。もちろんこれに応じなければなりませんし、そのことはきちんと契約書にも記載されているはずです。
でも契約更新って借主側にしてみれば、不可解ですよね。何にも代わらないのに契約更新の手続だけさせられ、さらには更新手数料という名目で多額のお金を請求されてしまうんですから。でも実はこの契約更新こそ値下げ交渉のチャンスでもあるんです。
ちょっと裏話をすると賃貸物件の契約更新って、不動産会社の利益を出すためにあるようなもので、家主にしてみればほとんど意味がないことなんです。もちろん契約更新をすることで、タチの悪い変な入居者を強制的に退去させたりできるので、それなりの意味はあることなんですが。
つまり家主よりも、更新手数料を手にしたい不動産会社の方が積極的に契約更新をしたがっているということです。
そこを逆手に取って家賃の値下げ交渉をすれば、これまで家主寄りだった不動産会社を自分の味方に付けることだって出来ます。だって契約更新で揉めたりすると、家主としては歓迎しませんよね。それは不動産会社もわかっているので、なるべく揉め事を起こさずに契約更新を終えたいはずなんです。ですので、家賃をいくらかでも値下げして欲しいと交渉すれば、不動産会社が家主に上手く理由をつけ家賃交渉をしてくれる可能性が高いというわけです。
ここで3,000円でも5,000円でも家賃の値下げに成功すれば、年間で数万円のお金を浮かせることができますので、決して無駄な交渉ではありません。
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