
賃貸の場合、物件を探し出して契約するまでに平均1ヶ月、契約してから引っ越すまでに平均2週間くらい掛かると言われています。そのことを念頭におき、自分が引越しをしたい時期から逆算して行動を開始するようにしておきましょう
これまでに一度でも賃貸契約をしたことがあれば、だいたいどれくらいの期間が必要なのか解るはずです。しかし、今回賃貸契約が初めてという方のために、大まかな賃貸契約までのスケジュールを紹介しておきます。
テレビなどを見ていると、アパートやマンションを借りるときって、不動産会社に行って気に入った物件があればすぐに契約して無事完了というような描写をしていることが多々ありますが、商品を買うように右から左へとスムーズにいかないのが不動産だと思ってください。そのため、スケジュールを決めて行動することがとても大切なんです。
引越し予定日から逆算して考えよう
質問です!もし転職や就職が決まり、3月20日までに引越しを済ませたいと思った場合、あなたでしたら、どれくらい前から行動に移しますか?
もしここで3月1日以降と考えたのであれば、ちょっと認識が甘いかもしれません。元不動産営業マンだった編集長から言わせてもらうなら、やはりどんなに遅くても1ヶ月前の2月20日くらいを目処に行動に移して欲しいと思います。
さらにこの3月末という時期はご存知のように進学や就職など、1年で一番引越しが多いシーズンでもあるので、この時期に限っていえば2月20日でも全然遅いくらいです。万が一良い部屋を借りることができたとしても、この時期だと引越し業者を手配することが難しいと思います。
大まかなスケジュールを把握しておく
まず賃貸契約を考えるとき、スケジュールは家探しから始まります。実際に物件を見学に行くまでにめぼしい物件を探したり、どれくらいの費用が必要なのかネットなどで調べたりしますよね?もうこの段階ですでに物件探しは始まっています。
それでは賃貸契約の大まかなスケジュールを考えていきましょう。大きく分けると以下の6ステップになります。
ステップ1:予算の確認や物件の希望をまとめる
払える家賃の上限!必要な初期費用!など、どれくらいのお金が掛かるのか?また、自分が希望する賃貸物件の立地や間取りなどを一旦整理してから物件探しを始めるのがベストです。
ステップ2:物件を探す
インターネットや不動産情報誌などを使い、実際に物件探しを始めましょう。なぜ複数の不動産業者で同じ物件を仲介しているのか?など、色んな疑問が出てくるはずです。
ステップ3:物件の見学に行く
新築だし綺麗だな!お風呂も広いな!なんて目で見える部分だけを見て契約するのは失敗の元です。物件見学では目に見えない部分にも気を配らなければなりません。
ステップ4:申込・審査
気になる物件があったら、どうしたらいいのか?予約とか出来るのだろうか?という疑問だったり、入居審査って何を審査されるの?という不安に思うことも増えてきます。
ステップ5:契約を交わす
アパートやマンションを借りるなんて初めてだから、契約書の何をチェックしていいのか解らない!という心配もあるでしょう。契約時のチェックポイントなどを詳しく解説していきます。
ステップ6:引越しをする
引越しの業者選び、引越し費用、引越しのときに気を付けることなど、契約したからといって安心は出来ません。いざ引越したけど、水道局に連絡するの忘れてて水が出ない!なんてことが無いようにしましょう。
契約時の流れ
賃貸契約は基本的に不動産会社のルールに沿って行われるので、特別決まった順序や手順はありません。契約する不動産会社によって30分もしないで終わることもあれば、2時間近くかける会社もあります。
ですので、今回は編集長が以前勤めていた不動産会社の契約時のスケジュールに沿って時系列で話をしていきたいと思います。
10:00 お客さんに会社に訪問してもらう
10:10~ 必要書類のチェックを受ける
10:30~ 保険会社の担当者が到着
勤めていた会社の場合、火災・家財保険は外注していたので、賃貸契約時には必ず保険会社の担当者が同席して保険の説明と契約をお願いしていました。
ただし、自社の社員に保険の取扱い免許を持っている不動産会社も多く、そういう場合はその社員さんが保険の説明と契約業務を行います。時間にすると20分~30分ほどで終わります。
11:00~ 賃貸契約
まずは宅建免許を所有する担当者が重要事項説明書に沿って説明を行います。その後、借主側からの質問などをヒアリングし、問題がなければ署名・押印して頂き契約書の作成が進みます。
重要事項の説明が長くなることがありますので、時間は30分から45分ほど考えておくと良いでしょう。
11:30~ 契約金などの支払い
最後に諸費用などの支払いを行います。敷金や前家賃分も同時に支払いをします。
このとき不動産会社は自社が受け取る仲介手数料などに関しては領収証を発行してくれますが、家主に渡す敷金や前家賃分などについては「預かり証」を発行してくれます。
11:40 カギの受け渡し
すべての契約事項が終了したら、最後に物件のカギを受け取り契約終了となります。
カギを受け取ればいつ引越しをしても大丈夫です。その日のうちに引越しをする人は少ないですが、あらかじめ引越し日が決まっているのであれば、ガスや電気、水道などのライフラインの手配も前もって済ませておきましょう。
ちなみに編集長が勤めていた不動産会社では、引越し日が決まっているのであれば、ライフラインの手続きなどは借主に代わって連絡を済ませておくというサービスもやっておりました。
契約後、時間があれば一緒に最終チェックをしておく
もし契約が終わって時間があるようでしたら、担当者に同行してもらい物件の最終チェック(汚れ・傷など)を済ませておくと良いでしょう。
これをしておくだけで退去時の原状回復で揉めるリスクを軽減することができます。
契約時に準備しておく書類と費用
契約を交わす不動産会社によってルールが違いますので、一概に決まりはありませんので、編集長が勤めていた不動産会社のケースで説明させて頂きます。
必要となる書類
契約時に必要となる書類には以下のようなものがあります。
- 契約者の身分証明書(運転免許証など)
- 連帯保証人の身分証明書(運転免許証のコピーなど)
- 契約者と保証人の印鑑証明
- 契約者の住民票
- 契約者の所得証明書
- 金融口座と銀行印(家賃を口座引き落としにする場合)
必要な書類はこれくらいだと思います。しかしここに記載しているすべての書類を準備する必要はあまりないと思います。実際に編集長が勤めていた不動産会社だと、必要な書類は「本人の身分証」と「印鑑証明」くらいでしたね。
つまり契約する不動産会社によって必要となる書類は異なるということです。住民票や印鑑証明などが必要な場合、土日は役所も休みなので事前に取得しておかなければなりません。
とくに連帯保証人の印鑑証明や住民票は本人に準備してもらわないといけませんので、余裕をもった日数でお願いしておくようにしましょう。
契約時に必要となる諸費用
契約時に支払いも全て済ませるが一般的です。そのため敷金や礼金などの大金を用意しなければなりません。最近はクレジットカードが利用できる不動産会社も増えていますが、まだまだ現金払いのみとしている不動産会社も多くありますので、支払い方法に関しては事前に確認しておくようにしましょう。
- 敷金、礼金
- 前家賃
この2つは家主へ支払う分です。敷金・礼金については家賃の何ヶ月分と決められているはずですし、前家賃というのは、月の残り日数を日割した分と翌月の家賃1ヵ月分を契約時に前払いしておくことです。
- 仲介手数料(不動産会社へ支払う分)
- 保険費用(保険会社へ支払う分)
- 保証会社への保証料(家賃保証会社へ支払う分)
- カギの交換費用など(カギ交換業者へ支払う分)
必要な支払い分はだいたいこれくらいだと思いますが、合計すると家賃5ヶ月~7ヶ月分くらいになることもあります。相当な大金を現金で持参することになるので、お金の管理はくれぐれもしっかりしておきましょう。
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