アパートやマンションの物件周辺のチェックポイント

アパートやマンションの下見【物件周辺のチェックポイント】
物件内より周辺のチェックが重要

物件内の見学をするときは、当然家主や不動産会社側も綺麗に見せるため掃除をしていますし、見せ方も心得ています。しかし建物周辺をチェックすることで、その物件の本当の姿が浮き彫りになってくるものです

部屋以外のチェックポイントは3つ

お部屋以外にチェックしておきたい箇所は大きく分類すると以下の3つになります。

  • 共用施設のチェック
  • 建物周辺の環境
  • 防犯面のチェック

お部屋だけを見て賃貸契約する人が多いのですが、賃貸物件と言えども部屋以外の部分もすごく重要です。どれだけ魅力的な部屋でも、共用施設や防犯面で問題があれば、生活そのものが不安に置かれてしまいますので、お部屋以上に建物周辺の環境や防犯面はしっかりとチャックしておく必要があります。

共用施設のチェックポイント

お部屋以外の施設にこそ、その賃貸物件の本来の姿が現れるものです。これら共用施設をみれば建物の管理状態はもちろん、入居者の質まで見えてくるので、編集長としては部屋のチェック以上に大切なポイントだと思っています。

チェックしておきたい施設は以下の通りです。

ゴミステーション

ゴミステーションが綺麗に清掃されており、不要なゴミなどが周辺に散乱してないかをチェックしてください。ゴミステーションが汚い物件は管理が疎かになっている証拠ですし、指定日以外のゴミが出してあるのは入居者の質が悪い証拠です。あとゴミの回収は指定業者なのか、それとも市の回収なのかも判断材料になります。当然融通が利く、指定業者の方がおすすめです。

郵便ポスト

集合ポストも必ずチェックしておきましょう。チラシが入りっぱなしになっている部屋があれば、ズボラな入居者が多い証拠ですし、養生テープなどで郵便物を投函できないようにしているのは空室になっている証拠です。空室が多い物件というのは何かしらの問題を抱えている場合が多いのでおすすめはしません。あと入居者の名前などをみて、企業名が入っていると事務所などに利用されている部屋があり、色々な人の出入りがあることで防犯面での心配があります。

駐車場と自転車置き場

自転車置き場をみれば、おおよその入居者が想像できます。若者向けの自転車、主婦向けの自転車、子供用自転車などで入居者のタイプがわかります。それと駐車場の位置も確認しておきましょう。自分が入居することになった場合、どの位置に車を止めるのか?場所によっては非常に駐車しずらい場所もあるので要注意です。

エントランスの掲示板

マンションなどになればエントランスホールやエレベーター脇に掲示板が設置されていて、色々なお知らせや告知のビラが貼ってあるはずです。掃除当番の回数だったり、近くに痴漢が出没しているので注意!なんてビラが貼ってあると要注意ですよね。

建物全体の管理と清掃

廊下の電球が切れていたり、エントランスにゴミが散らかっていたり、エレベーター内に古い掲示物が貼ってあったりする物件というのは、それだけで管理が行き届いてないことが容易に想像できます。清掃や管理に不安を感じるような場合は、案内してくれている担当者に掃除や管理は誰が行っているのか?週に何回くらいのペースで業者が入っているのかを確認しておくと良いでしょう。

建物周辺の環境

建物周辺の環境もすごく重要ですよね。コンビニやスーパー、病院に銀行など調べておきたい箇所は山ほどあると思いますが、あまり詳しく調べる必要はありません。とくにコンビニやスーパー、病院に銀行などは、グーグルマップを使えば家でも十分に調べることが出来るからです。

ですので、こうした店舗情報などより、実際に現場に行かないと解らないような箇所を重点的にチェックしておくようにしましょう。

チェック箇所の例としては以下のようなポイントがあります。

通学路までに不安に思う場所はないか?

※とくに小さな子供がいる家庭で気を付けて欲しいのが学校までの通学路です。交通量が多く道幅が狭い場所、溜池や河川、踏み切りなどもあまりおすすめしません。

若者が溜まり場にしそうな場所がないか?

※近くに公園があったりすると夏に若者が夜間集まったりするので要注意です。若者が深夜遅くまで騒いでたりすると煩くてかないません。

街灯がなく夜道が心配になるような場所がないか?

※女の子がいる家庭の場合は、塾の帰りなど夜道の心配をしなければならない場所があると不安ですよね。少々暗くなっても街灯があり、人通りの多い場所だったらそう心配することもありません。

防犯面のチェックポイント

防犯面で一番気を配りたいのが死角になる場所が無いか?という点です。死角が生まれる場所はそれだけで空き巣や下着泥棒などが発生しやすい状況だと言えます。とくに1階や2階という低層階の場合は要注意ですね。 空き巣や下着泥棒はベランダを巧みに登り2階くらいは平気で上がってきます。

死角になる場所に侵入されやすいような窓があったり、ベランダがあると防犯的に考えてもおすすめできません。それと女性の一人暮らしだったら、玄関部分のセキュリティーにも気を配っておきましょう。最近はオートロックも二重、三重となっている賃貸物件も珍しくありませんし、エレベーターはカギが無ければ作動しないという物件などもあります。

あと深夜にゴミを捨てに行くときに痴漢被害に遭うというケースが多いみたいなので、ゴミステーションの場所も死角になっていないか?防犯カメラはしっかり設置されているか?などをチェックしておくと良いでしょう。


目次一覧

不動産会社、検索サイト一覧

地域別の不動産会社

安く借りるコツ

お部屋探しの注意点

物件タイプごとの特徴

賃貸契約の基礎知識

敷金返還トラブル

住みやすい街や地域

コラム、Q&A