不動産屋に好かれる客と嫌われる客を理解しておこう

不動産屋に好かれる客と嫌われる客を理解しておこう
接客中から入居審査は始まっている!

接客中や物件案内中から入居審査が始まっていることを忘れないでください。入居審査の多くは、担当してくれた営業マンの心象が大きく影響します。

実際に不動産会社で営業のお仕事をしていると、いろんなお客さんに遭遇します。なかでも意外と多いのが「俺はお客様だぞ!」という威圧的な態度の方です。

これは絶対的にNGなので覚えておいてください

物件見学のアドバイスをする前に・・・

物件見学するときのチェックポイントなどのアドバイスをする前にこれだけはどうしても言っておきたいことがありますので、このページはしっかり読んでください。先にも書いていますが、

『接客中や物件案内中でも、すでに入居審査が始まっていることを忘れないでくだださい』ということです。

営業マンへの態度に気をつける

営業マンに対して上から目線で話をするお客さんが多いのは事実ですね。

多少のことは気にならないのですが、あまりにも横柄な態度を取るお客さんは入居審査に影響することがあるので、気をつけておくのが良いでしょう。

実際に編集長も過去に不動産会社の営業マンをしておりましたが、やはりビックリするくらい常識が無い人が多くいました。

例えばですけど、「さっきの物件家賃下げれんの?」とか「不動産会社って給料良いん?」とか、完全に上から目線の口調や態度の人です。

それくらいのことで怒ったりしませんけど、こういう態度の人は確実に入居審査で減点しますよ。だって入居させても、隣近所の入居者とトラブルになる可能性が高いですからね。

物件に対する不満や悪口は言わない

そしてこれが一番多いかもしれませんけど、物件案内中にその物件に対する不満や悪口を言うのもNGです。

「狭い」「臭い」「汚い」など、思うことはあるかも知れませんが、それをその場で口に出す必要はありません。

これはカップルとか夫婦などで見学に来る人に多いのですが、

「うわぁ~この狭さで、よく8万なんて家賃取れるよね」
「なんか薄く暗くて気味が悪い!自殺でもあった部屋なんじゃない」

こんな感じの会話を平気でされる人も少なくありません。

このように不満や悪口などを平気で言う人も、やっぱり入居審査ではマイナス評価となってしまいます。

理由は先ほどと同じように、入居後のトラブルなどが安易に想像することができるからです。

携帯電話での話し声に注意!

上記の2つは言わば常識の範囲内なので、私に注意されなくても心得ている人は多いと思います。

しかし意外に気付かないのが、物件案内中などに掛かってくる携帯電話への対応です。

もし物件案内中に電話が掛かってきたら出ますよね?もちろん電話に出ることは全然問題ではありません。気をつけておきたいポイントは電話の話声です。

必要以上に電話の声が大きい人っていますよね? やはりこれも入居審査ではマイナス評価になってしまいます。

電話対応っていうのは、相手が友達や家族、恋人だったりすることが多いので、自然と日常が出てしまいがちです。

もし普通の人より電話の声が大きいと、「あ、この人は電話で話すとき、これくらいの声のトーンで話す人なんだ?」ってのを営業マンはチェックしています。

これは言うまでもないでしょうが、仮に入居してもらったとき、隣や上下階の人から「話し声が大きい」というクレームが出る可能性があるからです。

さらに日常的に電話の声が大きくなるのは、普段からテレビや音楽を大音量にしているからだとも言われています。

つまり電話対応だけじゃなく、テレビや音楽という日常的にクレームの対象になる可能性も高いということです。

営業マンも家主もクレームや苦情を出す入居者を一番敬遠する

これだけはハッキリいえますが、営業マンも家主もクレームや苦情を頻繁に言ってくる入居者を一番嫌います。

一般的に入居審査をするのは営業マンと家主です。

そのうち営業マンの意見を家主は尊重しますので、8割くらいの決定権は営業マンになり、残り2割くらいが家主だと思ってください。

そして営業マンというのは、賃貸契約が終わっても入居者の管理をすることになっている会社が多いんです。

その物件を管理しているのであれば、基本的に自分が契約した入居者からのクレームなどにも対応しなければなりません。

そう考えると面倒を起こしそうな入居者は敬遠されてしまうという意味が理解頂けると思います。


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