それまで実家住まいや一人暮らしをしていた恋人同士が晴れて結婚し、夫婦になって新居を構える。あるいは愛し合う二人が一緒に暮らす同棲も、昔は白い目で見られたりもしましたが、今は同棲カップルも随分市民権を得ていますよね。
ここではそんな二人暮らし初心者さんのために、初めての二人暮らしのための部屋選びのコツを教えましょう。
部屋の間取りはどれくらい必要?
どれだけ仲のいいカップルでも、他人と一緒に暮らすからには一人の時とは違う気遣いが必要になります。自分ひとりで決めずによく話し合って、お互いが納得のいく部屋にしましょう。
ワンルームは基本的に避ける
長い間一緒にいれば、喧嘩もします。また、人間には一人になる時間だって必要です。そんな「今は顔を見たくない」という時のために、逃げ場のないワンルームはできれば避けるのが賢明です。
バストイレは別がいい
一人暮らしなら、すべてが一か所で済むユニットバスでも困ることはありませんが、二人で暮らすなら、バストイレ別がいいですね。というのも、もし二人とも朝出勤して夜帰ってくるという生活スタイルなのであれば、当然朝の洗面時間はかち合います。一人がトイレに入っていたらもう一人は髭剃りもできないというのは、不便です。
同棲する時は大家に申告する必要があるの?
最初は一人暮らしだったけれども、恋人ができてなし崩し的に半同棲から同棲生活に突入するというのはよくあります。黙認ですませているケースも多いのですが、基本的には大家にはそこに住むのであれば、申告する義務があると思っておいたほうがいいでしょう。
なぜなら、部屋の間取りや「女性専用」「単身者限定」などの縛りによって、同棲を好まない大家もいるからです。もしそうなら、素直に新居を探したほうがいいですね。
契約は一人
たとえ「二人入居可」という物件だったとしても、賃貸契約を結ぶのは一人です。たとえば、8万円の部屋で、それぞれが4万円ずつという契約はできません。
なぜなら、もし二人が別れて、どちらかが出ていくことになったとしたら、残ったほうは4万円という契約が有効なので、「家賃は4万円しか払わないよ」と言うことができてしまうからです。家賃を折半する場合でも、契約者は一人であることは知っておきましょう。
あらぬ疑いがかかることも
賃貸契約は、大家や不動産会社と良好な関係を築くことが大切です。いざ部屋を引き払うという時に、円満に出ていけるか、「なんだか怪しい人」と思われるかでは、大きな差です。近所の人も、いきなりわけのわからない人がいたら不安でしょう。
中には外国人の恋人ができて同棲を始めたら、不法入国者だと思われて通報されたという人もいました。
同棲する際の家賃や食費の負担はどうする?
一緒に生活をする以上、お金の問題はきちんとしましょう。なあなあにしていると、後でもめたり、万一別れるときにいらぬ争いの元になります。基本的に家賃は契約しているほうが払いますが、もう一人も家賃負担をする場合には、最初から割合を決めて、毎月必ず払うようにします。光熱費も同じです。
ただ、負担の割合や方法についてはカップルによって違うので、早めに自分たちに合った方法をみつけましょう。主なやり方を書いておきます。
- 家賃、生活費用の口座を一つ作って、お互いにそこに振り込むようにする
- 一人が家賃、一人が光熱費と食費のように、負担する部門を分ける
- 毎月は面倒なので、半年に一回20万円など、まとめて片方が払う
- 結婚資金を貯めたいので、月初めにお互いの負担額を出し、絶対にその額で生活できるようにがんばる
他にもいろいろやり方はあると思います。
引っ越しする際の注意点
さて、部屋も決まり、いよいよ新居に引っ越しとなった場合、できるだけ安くあげたいですよね。若い新婚カップルはもちろん、将来結婚を考えている同棲カップルなら1円でも多くお金を貯めておきたいものです。
重複するものは処分
一人暮らし同士の場合、多くの場合冷蔵庫や洗濯機、炊飯器などは重複すると思います。新生活のスタートということで家具や家電も新しく気分一新したいというならともかく、それまで使っていたものを引き続き使いたいなら、まず持っていってから決めようというのはお金の無駄です。
引っ越し費用は荷物が少ないほうが安くなるので、引っ越す前に重複しそうなものはすべて処分してください。家電製品は新しいもののほうが省エネ性能に優れていることが多いです。
冷蔵庫はなるべく大きいほうを選びましょう。一緒に暮らすことになって家で食事を作るようになると、意外と冷蔵庫はすぐにパンパンになってしまいます。もしお互い一人暮らし用の小さいものしかなかったら、思い切って買い替えたほうがストレスなく過ごせます。
二か所積みをしよう
引っ越しをする際は、どちらかがよほど遠くに住んでいるのでなければ、両方の家の荷物を同日に積み込んでそのまま新居に運ぶ二か所積みがお得になることが多いでしょう。ただし、距離や業者によって、どのくらいお得になるのかは難しいところです。
たとえば、一人の荷物が多く、もう一人は身の回りのものくらいしかないという場合は、一人が普通に引っ越してもう一人は単身パックのほうがいいということもあるので、何社かで見積もりを取って比較検討しましょう。
二か所積みは以下の記事で詳しく解説しているので、引っ越し料金を少しでも安くしたい人は、必ずチェックしておきましょう。
狭い部屋を二人で広く使う
理想としては、二人それぞれに一人になれる個室があって、バストイレ別というのがいいに決まっていますが、予算の関係でそうも言っていられないかもしれません。そんなときにはひと工夫必要です。
自分コーナーを作る
個室を持つのは無理でも、この一角は自分ひとりのために使うという自分コーナーを作りましょう。たとえば、小さなライティングビューローをリビングに置くのはどうでしょう。普段使わないときは机の天板を閉めれば大して場所も取りません。ちょっとした書き物をしたり趣味を楽しんだりするのでも、やはり「ここは自分の場所だ」と思うと落ち着きます。
部屋はきれいに
これは絶対条件です。狭い部屋に暮らすのであれば、部屋はいつも整理整頓してきれいにしておきましょう。部屋は住む人の心を映す鏡です。散らかった部屋に住むカップルは、関係まで散らかってきます。あまり汚いと、家に帰りたくなくなるかもしれません。
出しっぱなしにしない
一人暮らしならハサミや読みかけの雑誌など、「すぐまた使うから」とテーブルの上に出しっぱなしにすることもあったかもしれませんが、二人暮らしでこれをやりだすと、あっという間に部屋は乱雑に散らかってきます。二人のものがごっちゃになり、あれがないこれがないと喧嘩にもなるでしょう。使ったらすぐしまう、は基本です。
自分の後始末は自分で
衛生観念や整理整頓の基準は、人それぞれです。一緒に暮らすということは、お互いの基準を知り、二人の間のちょうどいい具合の妥協点を探る作業の連続です。そんな中で、お互い大人同士なんだから、何かこぼしたり、部屋を汚したら、その場ですぐ、自分で掃除をしましょう。
「放っておいたらやってくれる」と思うかもしれませんが、それは最初だけで、溜まりに溜まったストレスがいつか爆発するかもしれませんよ。
一緒に暮らしだすと、お互いにそれまで見えなかった嫌な部分が目についたり、イライラしたりすることはあります。でも、それと同じくらいこれまで気づかなかったいいところにだって気が付くはずです。そんな二人の感情のバイオリズムに合わせて、一人になったり一緒にいたり、ある程度幅のある生活を送れるような部屋がベストですね。
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