良い所に住みたいけど、お金がないなどの理由から「事故物件」や「訳あり物件」に興味がある人もいるでしょう。しかし、やはり気になるのはその物件の住み心地です。「心霊現象に悩まされるのではないか」「悪臭や騒音に悩まされるのではないか」などと考えて、その様な物件に住むべきかどうか迷っている人も多いかもしれませんね。
そこで今回は、その様な人のために事故物件や訳あり物件の住み心地について見ていきます。
事故物件、訳あり物件とは
事故物件や訳あり物件とはよく言いますが、実はそれらに該当する物件も様々です。そこでまずは、どのような物件が事故物件や訳あり物件に該当するのか説明します。
事故物件とは
事故物件で多いのが、前の住民がその部屋で事件や自殺などで亡くなっているいる部屋です。一般的に自然死や病死は事故物件に含まれませんが、たとえば孤独死で誰にも気づかれず、何か月も経って部屋に重大な痕跡が残ってしまった場合は事故物件扱いされます。
訳あり物件とは
訳あり物件はその名の通り安くなる理由、つまり瑕疵がある物件です。たとえば土壌汚染がわかっていたり、部屋が傾いていたり、シロアリがいるなど、建物自体に物理的に瑕疵がある場合や、建ぺい率が適格でないなど、法的に違反がある物件、目の前にに工場や高速道路があったり、窓の外に隣接してビルが建っていて日照がゼロに近いなんていう環境的な要因もあります。
さらにそれに加えて前出の事故物件であったり、あるいは有名な心霊スポットの真ん中に建っているなど、心理的な瑕疵になる場合もあります。
事故物件、訳あり物件の住み心地は?
驚くほど家賃が安いこともある事故物件や訳あり物件ですが、実際にその様な物件に住んでみると、どの様な生活が待ち受けているのでしょうか。
住み心地は本人次第
これは、自分がその物件に住んでどう感じるか、その一言に尽きます。別に気にならず、ライフスタイルがあまり影響されないのであれば、単に家賃が安いお得な部屋です。
事故物件の住み心地
事故物件は当たり前ですが、自殺や他殺、孤独死の後の放置などの痕跡はわからないようにきれいにリフォームしてあるのが普通です。だから、言われなければ何があったのか外見からは判断できないでしょう。
メイプル超合金のカズレーザーさんが事故物件に住んでいるのは有名な話ですよね。彼の場合、畳に人の形のシミが残っていたのですが、畳をくるっと反対にしてシミの部分を部屋の端に寄せて、その上に家具を置いてしまったからまったく大丈夫と言っていました。これはネタかもしれないですが、普通はそんな畳は絶対に交換します。
いずれにせよ、本人が気にしないなら過去に何があろうと関係ありません。
ただし、もし幽霊とか超常現象が気になるようなタイプの人なら、事故物件には住まないほうが無難です。自分の部屋に帰るのが気味が悪いなんてことになったら、生活そのものが大ダメージです。
また、近所の人から「あんないわくつきの部屋に住むなんて」と言われる恐れもあるので、そこは覚悟しておきましょう。
訳あり物件の住み心地
訳あり物件は様々な対策がされていることが多いです。空港の近くであれば騒音対策のために二重サッシになっていたり、火葬場があればその方向には窓がなかったりします。
部屋にいても気にならない程度ならいいと割り切れる人なら、これも単なるお得物件になるでしょう。
また、近所に工場や幼稚園などがあって騒音が心配という場合もあるかもしれません。ですが、そもそも自分が平日は朝から夜まで仕事に出ているのなら、あまり気にする必要はないですよね。日照がゼロの物件も、夜働いていて昼間は逆に部屋を暗くして眠りたいという人なら、ぴったりかもしれません。
事故物件、訳あり物件の探し方や見分け方
基本的に不動産屋は後々のトラブルを避けるために、事故物件や訳あり物件は広告の段階で明らかにしています。
不動産広告で「告知事項あり」と書いてあったら、何かしらあると思ったほうがいいでしょう。また、不動産屋にストレートに「事故や訳ありの物件に住みたい」と言ってみると、向こうから出してきてくれるかもしれません。
絶対に事故物件、訳あり物件に住みたくないから自衛したい、あるいは逆に狙い目だから事故物件を探したいという場合、見つけ方のコツはあります。
地図上で調べる
住みたいエリアの地図を見てみます。ゴミ処理場や学校、火葬場、頻繁に通過する線路などがあったら、その近所を探すと訳あり物件がみつかる可能性は大きいです。気になるならそのそばは避ければいいし、探しているのならその地域の不動産屋に行ってみると、意外な掘り出し物件にあたるかもしれません。
ネットでチェック
事故物件の検索サイトとして有名なのが「大島てる」です。殺人や自殺、火災、事故など不幸なことがあった部屋を地図上で表示しています。ただ、あくまでも個人がやっているサイトなので、情報の正確性の保証はありませんし、すべて載っているというわけでもありません。そこは理解して利用しましょう。
参照URL:『大島てる』 http://www.oshimaland.co.jp/
地域に詳しい友人などに確認する
頼りになるのが、その地域に長く住んでいる知人や友人です。例えば職場の近くで部屋を探しているのであれば、近くに住む同僚に確認してみると「そういえばあそこのマンションでは昔事件があった」など詳しい情報を得る事ができるかもしれません。また「実は暴力団系の人がやっている店が近所にある」など、地図上では気付かないような情報を手に入れられる場合もあります。
お店で聞く
住みたいエリアの近くに知人や友人が全くいない場合は、地域の小さな商店などで情報を集めましょう。あまり忙しくない時間帯であれば、何かをひとつ聞くと10の答えを返してくれる事も多いので、効率的に情報収集を行えます。
UR賃貸を狙う
UR賃貸の部屋で前の住人が亡くなられた場合、1年間か2年間、家賃が半額になる「特別募集住宅」があります。
部屋によってまちまちなので個別物件については尋ねてみるしかありませんが、ネットで「特別募集住宅」で検索すると一度に出てくるので便利です。またUR賃貸の場合、事件・事故だけではなく自然死も含まれるので、「自然死なら気が楽」という人にもいいかもしれません。
以上が、事故物件や訳あり物件についての解説になります。「おいしい話には裏がある」ではありませんが、周辺の似たような物件に比べて明らかに家賃が安い部屋には、それなりの理由があると思ったほうがいいでしょう。
告知自体にきちんとしたルールがあるとは言えませんが、「この部屋で過去に事件や事故、自殺はありませんでしたか?」と尋ねられたら、不動産やはきちんと調べてそれに対して回答する義務があります。気になるなら、きいてみるのが一番です。
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