賃貸物件を借りるとき必ず受けなければならないのが入居審査です。この入居審査に合格しなければ当然その物件は借りることができません。住宅ローンや車のローンなどと同じようにドキドキしながら審査結果の連絡を待つことになります
住宅ローンや車のローン、それにクレジットカードを作る場合にも審査がありますよね。それと同じようにお部屋を借りるときには、この「入居審査」は避けて通ることは出来ません。
しかし何もどう審査されるのかあまり知っている人は少ないと思います。そこで元不動産会社で営業マンをしていた編集長が入居審査の全てを公開したいと思います。
入居審査とは?
そもそも入居審査というのは何を審査されるかご存知ですか? ローンやクレジットカードのように年収、職業、家族構成などを全般的に審査されると思っていませんか?審査という名だけで、ローンやクレジットカードと同じような審査があると思うのは間違いです。
人によっては「自分はブラックリストに載っているから審査は通らない」と思いこんでいる人もいるようですが、住宅ローンやクレジットカードの審査と賃貸の入居審査は基本的に別物です。
例え過去に自己破産などの金融トラブルを起こしてしまい、ブラックリストに登録されていたとしても賃貸物件を契約することは可能です。
入居審査って何を審査するの?
賃貸物件の入居審査では、決まったルールはありません。それぞれの不動産会社が独自のルールを作成しておこなっていますので、同じ賃貸マンションをA不動産とB不動産で審査申込した場合、A不動産では不承認となってしまったが、B不動産では承認されたなんてことも起こり得ます。
一般的に審査をされる項目ですが、「収入」「年齢」「家族構成」「職業」「勤続年数」「保証人」などが挙げられます。
当然収入が多く、大手企業に就職していて勤続年数が長い方が審査には通りやすくなります。ただしこれらの個人情報はあくまでの審査の50%くらいの意味しか持ちません。残りの50%は何を審査するのでしょうか?それはズバリ、その人の「人柄」です。
安心してお部屋を貸せる人なのか?家賃滞納したりしないだろうか?近隣トラブルなどを起こさないだろうか?という総合的な人柄を判断して決められます。
つまりどんなに収入が良くても、どんなに優良企業に勤めていてもトラブルを起こしそうだと判断された場合は、きっと入居審査不合格となってしまうでしょう。
入居審査は誰が審査するの?
ここが一番肝心なポイントなのですが、入居審査をする人はいったい誰なのでしょうか?
正解は「不動産会社」と「家主」です。 実質不動産会社と家主が一緒に話し合いをして決めるわけではなく、ほとんどのケースでは不動産会社に家主が一任しているという状況です。
つまり入居審査のほとんどは不動産会社が行います。もっと細かく言えば、その入居希望者を担当している営業マンが行います。その結果を上司であったり、家主に報告して、最終的な結果(合否)を決めてもらうことになっています。
要するに入居審査の決定権は9割くらいは担当する営業マンが握っているということです。営業マンが物件案内などをしているときに細かく人柄をチェックしています。「この人は短気そうだな」とか「細かい物音とか気にしている」とか「電話での話し声が大きい」などもチェックされているということです。
お客さんのなかには「横柄な態度」の人も珍しくありません。全然初対面なのに、いくらお客さんだと言っても「この部屋家賃いくら?家賃どれくらい値引きできるの?」とか「隣ってどんな人が住んでんの?」という聞き方をしてくる人がいますが、こんな態度の人は絶対近隣トラブルを起こすかクレームを言ってくるのが目にみえているので当然大きくマイナス評価となってしまいます。
ちょっと言いづらいことなんですが、不動産会社の営業マンというのは、基本的に家主側の人間だと思ってください。家主にとって不利益となるような人物であることを知っていて入居させようとはしません。
入居審査で不合格にした実例
わたしは元不動産会社の営業マンだったので、月に50件くらいの入居審査をしていました。その経験から言わせてもらうと、出会ってから最初の5分くらいで入居審査の合否はある程度決まってしまいます。
よく言われるように「第一印象が一番大事」なんです。もちろんその時点でその人の年収も職業もわかりませんが、この直感が外れることは滅多にありません。
しかし中には入居審査で合格したにも関わらず、後日やはり不合格としたお客さんもいました。
そのお客さんは40代後半の男性だったんです。今度転勤でこちらの県に引っ越すことが決まり一人で物件選びに来られました。すごく紳士的な男性で、職業も国家公務員でしたので、入居審査は合格としたんです。
しかし後日、奥様を連れて再度物件の見学に来られたのですが、この奥様に問題があったんです。年齢は30代前半くらいの奥さまだったんですが、とにかく態度が大きい。なにかと物件に対して悪口を言う。これは間違いなく後々大変だと思ったので、わたしはその日のうちに適当な理由をつけて入居をお断りさせてもらいました。
もちろんその後その奥さまからスゴイ勢いでクレームの電話が入りましたけど、私の判断は間違ってなかったと思いましたし、このような入居者をいれて家主や他の入居者の方に迷惑をかけるわけには行きません。
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