女性が一人暮らしを始める時、一番気になるのが安全面です。女性は男性よりも力が弱く、いつも犯罪のターゲットにされがち。強姦や強制わいせつなどの性犯罪はもちろん、強盗や殺人などの凶悪事件でも被害者になりやすいです。
こうした卑劣な犯罪の被害者にならないためには、できるだけ犯罪に巻き込まれやすい場所に近づかないことと、治安のよい地域に住むという事が重要なポイントになります。
東京や大阪などの大都会では、どうしても繁華街が多く治安が悪くなりがちです。女性が一人暮らしを始めるとしたら、どの地域を選べばよいのでしょうか。
治安が良くて住みやすい街まとめ
治安が良くて女性が住みやすい街の条件とはどのようなものなのでしょうか。実は犯罪件数が少ないという事だけでは治安が良いとは言い切れません。
女性が住みやすい街とは、次の4つの条件を満たしていることが大切です。
①犯罪傾向
犯罪件数だけでなく、どのような種類の犯罪が多いのかという事も重要。
全体的な件数が少なくても、わいせつ罪が多い町などは女性には不向きです。
②衛生面
壁はらくがきだらけ、ごみは散乱、街灯が少ないなど、衛生面も住みやすさには重要なポイントです。
衛生面がしっかりしていないのは、自治体が街の管理に積極的ではないことの表れです。
③地域性
近隣住民の質や周辺の施設なども重要なポイントです。
風俗点やパチンコなどが多い地域や、男性の一人暮らしが多い地域などは、女性にはあまり向いていません。
④防犯対策
防犯カメラが設置してあるか、警察や自治体のパトロールは実施されているかなど、防犯対策の有無は安全性と深いつながりがあります。
では東京都と大阪府で、この4つのポイントを満たしている地域をご紹介します。
東京都内で治安がいい街
東京都は犯罪率ランキングで全国第7位の都道府県です。日本最大の都心部であるにもかかわらず、この順位は優秀と言えば優秀なのですが、決して治安が良いと言えるわけではありません。
特に地域によって犯罪率に大きく差があるというのも特徴的で、犯罪率ランキングの市区町村版では、東京都千代田区が第2位にランクインしてしまっています。
東京で安全に一人暮らしするためには、地域選びがとても重要という事がわかります。そこで東京都で治安が良い地域をランキング形式で見ていきましょう。
第1位 文京区
東京都で最も治安が良い街として有名な文京区は、女性の一人暮らしにも最適です。東京23区内で最も犯罪発生率が低く、さらに犯罪の種類も自転車窃盗がほとんどという平和な街。
なぜこれほどまでに犯罪率が低いのか、その理由は地域住民の質の高さにあります。皆がしっかりとルールを守る環境を築き上げているので、自ずと後から来た人もそれに合わせてしまいます。
さらに自然が多く、繁華街や歓楽街がないというのも治安の良さに繋がっています。街ではポイ捨てや自転車を放置する人すら少なく、衛生面も良くて快適です。
東大をはじめ多くの学校を抱えている区でもあるので、学生の一人暮らしが多い街でもあります。女性でも安心して一人暮らしを始められそうです。
第2位 目黒区
住みたい街ランキングで常に上位に位置している目黒区は、自由が丘や中目黒などオシャレな街が続く地域です。犯罪件数も少ないだけでなく、女性への性犯罪が少ない街でもあります。
街並みがオシャレなことや治安の良さ、目黒という地域ブランドから、30代40代の独身女性に人気のある街で、女性の一人暮らしに向いていることが証明されています。
犯罪件数が少ないのは、地域住民や警察官によるパトロールが強化されているからです。防犯だけでなく防災のためのパトロールも多く、安心して生活ができます。
第3位 杉並区
杉並区はかつてごみ問題や空き巣問題を抱えていて、あまり良いイメージはなかった街ですが、ここ数年で地域が治安や衛生面の改善に乗り出し、2016年にはついに治安のよい地域ランキングの上位に入るようになりました。
犯罪件数は文京区や目黒に比べると若干多いのですが、そのほとんどは自転車窃盗で、凶悪犯罪や性犯罪は少ない地域です。地域の自治体は防犯対策に力を入れていて、警察OBによるパトロールや街灯増設、防犯カメラの設置など、数多くの取り組みを行っています。
杉並区の特徴は、東京23区内で最も離婚率が低いというところ。円満な家庭が多く、庶民的で人情味のある街です。女性が一人で出歩いても安心な地域と言えます。
大阪府内で治安がいい街
大阪府は残念ながら、治安の悪い都道府県ランキングで不動の1位を確立している地域です。犯罪率は2位の愛知県と比較してもダントツで、強盗、窃盗、傷害、殺人などの重犯罪から、強姦、わいせつなどの性犯罪まで、あらゆる犯罪率が高くなってしまっています。
女性が大阪で一人暮らしを始めるためには、犯罪にまきまれないように、できるだけ治安のよい地域を選ぶことが最優先です。
そこで大阪府で治安が良い地域をランキング形式で見ていきましょう。
第1位 港区
大阪市内でも治安が良い街として有名な港区。街頭犯罪の数が圧倒的に少なく、ひったくりや路上強盗、強姦、わいせつ行為など、他に地域に比べるとかなり少なくなっています。
ファミリー向けの施設が多く、商業施設やレジャー施設がたくさんある街で、ファミリー層が多く暮らしています。と言っても、閑静な住宅街という感じではなく、基本的に街全体が夜でも明るいのが特徴的で、夜の一人歩きでも安心です。
スーパーやコンビニも多く、交通の便も良いという事で、女性の一人暮らしにも人気です。
第2位 鶴見区
鶴見区もファミリーに人気のエリア。ファミリー層が選ぶ地域は比較的治安の良い地域が多いので、女性の一人暮らしにも向いています。
一昔前は鶴見区もあまり治安の良い地域ではありませんでした。しかし都市開発により、高級高層マンションが一気に増え、それに伴いファミリー層が激増。子供の多い穏やかな街に生まれ変わりました。
防犯対策もしっかりとしていて、パトロールや防犯カメラの設置に力を入れています。ただし、夜は街全体が暗くなってしまうので、夜道の一人歩きは少し怖いかもしれません。
第3位 吹田市
大阪市内にこだわらないという場合は吹田市がおすすめです。吹田市は大阪府の中でも高級住宅街として知られる人気の街。治安の良さも大きな魅力です。
また交通の便が良いというのも大きなおすすめポイント。都心部まで電車ですぐに出ることができるので、ベッドタウンとして人気の高い地域です。
警察や自治体によるパトロールなどの防犯活動も積極的に行われているうえに、高級住宅街が多いことから警備会社も多く、夜間の一人歩きでも犯罪に巻き込まれる可能性は低くなっています。
治安が良い街の見極め方
治安が良い街に住みたいと思うのは当然のことですが、実際に治安が良いかどうかの見極めは難しいものです。犯罪件数や犯罪率だけで治安は計り知れない部分がありますし、人によって感じ方も違うものです。
どうすれば治安が良いかどうかを見極められるのでしょうか。
実際に住んでいる人の意見を聞く
治安の良し悪しは実際に住んでみないと分からない部分があります。そこで実際に住んでいる人に意見を聞いてみるというのがおすすめ。
最近ではネット環境が充実して、街の治安についての口コミ情報も多く載せられています。自分が住みたいと思った街を検索して、実際に生活している人の生の声を聞いてみましょう。
犯罪の種類を調べる
治安の良し悪しの判断基準とされる犯罪率ですが、これは全ての刑法犯罪の件数から計算されています。
例えば強盗や強姦などの重犯罪は少ないが自転車窃盗のような軽犯罪が多く犯罪率が高くなっている地域と、総合的に犯罪件数は少ないので犯罪率は低いが、軽犯罪よりも重犯罪の方が多く起きている地域とでは、どちらが治安が良いと言えるでしょうか。
犯罪率を1つの指針とするのは良い事ですが、数字だけを鵜呑みにせず、犯罪の種類にも目を向けてみましょう。
子供の多い街を選ぶ
基本的にファミリー層は治安のよい地域を好んで住んでいます。また、ファミリー層は教育上、繁華街や歓楽街を嫌うため、子供の多い地域は平和で閑静な住宅街が多くなります。
そこで治安の良し悪しを計るために、子供が多い街かどうかを調べてみるのもおすすめ。子供が多く自然が多い地域は比較的治安のよい地域と考えて大丈夫です。
女性向けのおすすめ防犯グッズ
治安の良し悪しに関わらず、自分の身を守ることができるのはいつだって自分だけ。犯罪に巻き込まれないようにするためにも、それなりの備えをしておくことが大切です。
女性の一人暮らし向けの防犯グッズはたくさん発売されています。きちんと活用して、防犯に努めましょう。
補助錠
玄関の鍵や窓の鍵をかけているにもかかわらず侵入を許してしまう…そんな事件が頻発しています。特に賃貸物件の鍵は最新式でない場合もあるため、簡単に突破されてしまうことも。
そこで玄関や窓に補助錠を取り付けておくことがおすすめです。最近では窓用補助錠が100円均一にも売られていたリと、簡単に手に入りやすいので、狙われやすい場所にはしっかりと摂りつけておきましょう。
また併せて防犯ブザーを取り付けておくのも効果的です。ロックが解除されたり、窓が割れたりなどの衝撃を受けると、大きな音が鳴り響き、犯人撃退に繋がります。
防犯カメラ
ベランダや玄関先には防犯カメラを設置しましょう。もしも侵入されたときの犯人逮捕につながるだけでなく、カメラがあるというだけで侵入を諦めてくれる場合もあります。
防犯カメラは家宅侵入などの恐ろしい犯罪だけでなく、下着泥棒などの卑劣な軽犯罪への防犯性も高いのがメリットです。
家庭用防犯カメラは平均価格数万円の高級アイテムなので、なかなか手が出ないと思うかもしれませんが、簡易的な物であれば3,000円程度で購入できます。ダミーカメラも安価で売っているので、うまく活用していきましょう。
催涙スプレー
夜、一人で自宅に帰ってくるときに犯罪に巻き込まれてしまう女性は少なくありません。自宅だけ防犯対策を整えても、外出時に狙われてしまったら意味がありませんよね。
そこでお勧めなのが催涙スプレーです。コンパクトなのに効き目は抜群。シュッとひと吹きで犯人を撃退できる便利アイテムです。
最近ではカラーが付いたタイプも発売されていて、犯人の撃退だけでなく犯人の特定にも役立つ商品もあります。リップスティック程度の大きさなので、荷物もかさばらず安心です。
男性用下着
実は女性の一人暮らしで一番防犯に繋がることは、女性の一人暮らしだと知られないことです。特に性犯罪を目的とする犯人は、女性の一人暮らしを積極的に狙います。なので、女性の一人暮らしだとバレない対策が大切なのです。
一番有効的なのは男性用の下着を洗濯物と一緒に干しておくこと。下着が干してあれば、同棲もしくは半同棲していると認識されることが多く、ターゲット対象から外されます。
ただし毎日同じ下着がぶら下がっているだけでは、ただのダミーだとバレてしまうので、5着くらいは用意して毎日日替わりで干すようにしましょう。
その他に、男性用の衣服や靴、傘などを置いておくことも効果的。とにかく男性が一緒に住んでいるアピールをすることが防犯への近道です。
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