洋服や布団、バッグ、靴などの荷造り方法まとめ

洋服や布団、バッグ、靴などの荷造り方法まとめ

食器や壊れ物と違い、洋服や靴は大雑把に詰めても壊れないため安心して作業できるのではないでしょうか。とはいえ、荷造りのポイントを誤るとシワや型崩れの原因になってしまうことがあります。

荷解き後のことまで考えた荷造りのコツを知っているのと知らないのとでは後でかかる手間が違ってきます。ちょっとしたコツを知っておけば役に立ちますよ。

入れるものに適した荷造りの資材を集めよう

標準のみかん箱のサイズをMや中とするので、それよりも一回り大きなサイズのものがベストです。食器や本以外の、衣類やバッグや靴などの服飾品は大きいサイズのダンボールに入れます。

業者がすべて準備してくれるなら簡単に終わる

引っ越し業者の無料ダンボールが入手できるなら、洋服やバッグや靴を荷造りするのに適しているのは大きいダンボールです。大・中・小、L・M・Sがあるなら一番大きいダンボールで大丈夫です。

ハンガーにかけて吊るしてある洋服の荷造りは、業者で貸し出してくれるハンガーボックスが便利です。強度のあるダンボールやプラスチックダンボール製で、箱の上部にパイプが通っているためハンガーにかけた衣類をそのまま吊るして運べます。

簡単に荷造りができるため引っ越しの当日に持ってきてもらっても、その場ですぐに移し替えることができ、シワにならない優れものです。

自分で手配するならこんなものが便利

自分でスーパーやホームセンターなどでダンボールを集めるなら、みかん箱より大きく一人で持てる大きさのなるべく大きめのものが良いでしょう。小さいダンボールでは、何度も折って小さくして入れることになるため折りジワが付きやすくなります。

大きめのダンボールならハンガーにかけてある服を、ハンガーにかけたまま折り曲げてふんわりと入れることもできます。どうしてもシワにしたくないものは自分でハンガーボックスを通販サイトなどで購入しても良いでしょう。

2,000円程度で購入でき、使わない時には上部のパイプを外して折りたたんで保管して次の引っ越しに使うこともできます。

正しいダンボールの組み立て方をおさらい

ガムテープの節約のためか、ダンボールの底を互い違いに差し込んで組んで使用する人がいますが、これは引っ越しで使うには危険です。底が重さに耐えられずに抜けて中のものを道端にばら撒いてしまうことがあるからです。

短い辺のフタを内側に折り込んだ上から長い辺のフタを4つの角が90度になるようにピッタリ合わせ、中央をガムテープで留めます。テープの両端は側面にかかるように折り返して貼り付けます。

貼ったテープの中央に、90度にクロスするようにガムテープを貼り、両端を同じようにはみ出させてしっかり貼り付くように手で押さえます。底の両端にガムテープを貼るとダンボールを持ち上げた時に滑りやすくなるため、貼る必要はありません。

シワにしたくない!洋服の荷造り方法

洋服は次に着る時のために変なシワが付かないように運びたいものです。
あまりぎゅうぎゅうに詰め込まず、重いものは下、軽いものが上、の基本を守り入れましょう。

タンスや衣装ケースに入っている洋服は

引っ越す距離やタンス自体の大きさ、重さにもよりますが、整理ダンスの引き出しの中身はそのままで良いという業者もあります。タンスから引き出しの中身を抜いて、トラックで引き出しを元に戻して運んだり、外した引き出しにカバーをかけ、水平になるように何段かずつ前後を互い違いに積み重ねて運んだりします。

しかし長時間中身を詰めたまま揺られ続けるとタンスが傷むので、できればダンボールに移したほうがいいでしょう。プラスチック製の上蓋付きコロ付き衣装ケースは、フタ部分が弱いため何個も重ねて積み上げてトラックで運搬するのに適していません。

しかし、少量ならそのまま運んでもらえるケースがあります。引き出しタイプの外枠がしっかりした積み重ねて使うタイプのものなら、中に衣類が入っていてもそのまま運んでもらえます。

ハンガーにかけてある洋服は

洋服ダンスやクローゼットにハンガーにかけてあるスーツやコート、ワンピースやジャケットなどは、ハンガーボックスのパイプにかけて運んでもらいます。業者により何個でも無料とするところや、何個までは無料、ほかはレンタル代が必要な場合など様々です。

足りなかったり入手できなければ、ある程度シワになっても構わないものや家庭で簡単に洗濯ができるものは、大きなダンボールに詰めることになるでしょう。

洋服をダンボールに詰める方法

まずは、今着ていないオフシーズンの洋服から詰めていきましょう。引き出しごとに入れていくのでも構いませんし、ジーンズや生地の厚い硬い洋服や装飾があり重いもの衣類を下に入れてから、上に柔らかい薄手のものやふんわりさせたいニットなどを入れてもいいでしょう。

シワになっても構わないものや軽いものなら引き出しごとに詰めていったほうが荷解きも簡単です。平らにたたんで下から順に入れてもいいですし、シワにならないものは丸めて立てて詰めてもどちらでもやりやすい方法でやりましょう。

洋服を荷造りする際の注意点は

急な雨に降られたり汗をかいた時のために、洋服を全部ダンボールに箱詰めするのではなく、2~3泊程度の着替え一式を旅行に行くようにスーツケースやボストンバッグなどに入れて別にしておくと便利です。

最後まで使う布団の荷造り方法は

布団は引っ越し当日の朝まで使うものですから、直前まで荷造りができません。引っ越し業者が布団袋を当日に持ってきてくれることもあります。布団をたたんでおけば業者がやってくれることが多いでしょう。

コツが分かれば簡単!布団の荷造り方法

先に布団袋を貸し出してもらってるなら、起きた後、少し布団の湿気を飛ばしてから普段通りにたたみます。掛け布団を一番下にして枕や毛布やタオルケットなどを乗せ、一番上に敷布団やマットレスを重ねます。

その上から布団袋を全体にすっぽりと上から覆うようにかぶせます。底になる四隅の角を合わせてくるっとひっくり返せば、掛け布団が一番上になるので羽毛なら羽を傷めることもありません。その後は布団袋に付属のベルトで留めたり、紐で結んだり、ガムテープで押さえたりします。

布団の間に割れ物を挟むのは危険

布団を荷造りする際に1つ注意点があります。布団をクッションがわりにして中に額縁や大皿や鏡などの割れ物を挟み込む人がいますが、それは絶対にやめてください。布団は重くかさばるため、時に雑に扱われてしまうことがあり、その時に中のものが割れてしまっては危険だからです。ガラスの破片が刺さった布団で寝たら大変ですね。

布団カバーがない時はどうするの?

業者から布団カバーが借りられない時は、余っている古シーツなどで包んでも大丈夫です。雨や汚れが心配なら布団圧縮袋に入れたり、大きめのレジャーシートなどでずれないように包みましょう。「キ」の字型になるように紐がけしておくと扱いやすくなります。

バッグや靴などの服飾品の荷造り方法

バッグも靴も、洋服と同じ大きめのダンボールに詰めるようにしてください。購入した時の箱があれば型崩れしないように中に詰め物をして、そのまま大きめのダンボールの中に箱ごと入れてしまえば簡単です。箱がないなら新聞紙と白っぽい包装紙やビニール袋やレジ袋を用意しましょう。

色移りや傷に注意!靴の荷造り方法

箱がないものは、大きめのダンボール箱の底に新聞紙を広げて敷き、その上に靴底同士をつま先とかかとが互い違いになるように合わせて、寝かせた状態で並べていきます。荷造りの基本通り、なるべく硬く重い靴から詰めましょう。

金属が付いているスパイクシューズや登山靴やスノーブーツ、飾りの金具が付いているものは、柔らかい素材の靴と隣り合ってこすれると傷が付く恐れがあるので、金具部分を新聞紙で包むと安心です。

白っぽい靴に新聞のインクが付いてしまうのが心配なら、白っぽい包装紙で包むか、ビニール袋やレジ袋に入れます。まず重い靴を入れたら、上に新聞紙を広げてかぶせ、さらにその上に同じように軽めの靴を並べていきます。

型崩れを防ぐ!バッグの荷造り方法

バッグは大きいものの中に、一回り小さいものを次々に入れ子式に重ねて入れても良いでしょう。特に高価なバッグで型崩れを防止したいものは、きちんと詰め物を入れて柔らかい紙で包むかバスタオルなどで覆い、立てて収納しましょう。隙間ができて動くようなら新聞紙や緩衝材を詰めて動かないようにします。

洋服や靴やバッグの荷造りは使わないものからが基本です。衣装ケースの洋服はそのままで良い場合があるので、無駄骨にならないよう必ず事前に引っ越し業者に確認してから始めましょう。ダンボール箱を節約しようとしてぎゅうぎゅうに押し込むように詰め込むのではなく、大きいダンボールにゆったりと入れることを心がけてください。


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