インターネット回線や携帯電話の住所変更手続きのやり方

インターネット回線や携帯電話の住所変更手続きのやり方

今まで使っていたインターネットの回線事業者が引っ越し先で使えず、建物で決められた回線を使わなければならないことがあります。

すぐにインターネットを使うためには、早めの手続きが必須です。

また、「携帯電話はどこに行っても使えるから」と住所変更をしない人もいるようですが、引っ越しをしたら届け出が必要です。

そこで、引っ越しに伴うインターネット回線や携帯電話の住所変更の手続きについて、詳しく説明していきます。

インターネット回線の住所変更手続き

引っ越しをしたら、様々な届け出や手続き方法について、インターネットで調べることが多くなるでしょう。

スマホでもある程度のことは調べられますが、届け出用紙をダウンロードして印刷するときや、会員情報の変更登録をするときなどは、やはりパソコンのほうが便利です。

引っ越してすぐにインターネットを使いたいなら、早めに申し込みをしなければなりません。

回線事業者とプロバイダに引っ越しの連絡を

インターネットを使えるようにするためには、通信回線を利用するための回線事業者と、インターネットに接続するためのプロバイダへの手続きが必要です。

仕事上、メールやクラウドでファイルをやり取りする人は、インターネット環境がないとかなりの支障をきたしてしまうので、確実に手続きを進めることをおすすめします。

引っ越しシーズンの3月~4月は、特に手続きが混み合います。回線工事後にインターネットが使えるようになるまでに、1か月以上かかってしまうこともあります。

工事を予約した日に急に外せない用事が入り、予約を取り直すと、さらに2週間から1か月延びてしまうことも想定しておきましょう。

引っ越し先の設備により、回線事業者が変更?

引っ越し前に光回線を契約していて、引っ越し後も同じ回線を使えるようであれば、住所変更の手続きだけで完了します。

しかし、引っ越し先によっては、光回線の導入が難しいケースもあります。

ケーブルテレビ受信契約をしているところは要確認

例えば、マンション全世帯で、ケーブルテレビを利用してテレビを視聴しているような場合です。

地デジの受信状況が悪い地域では、建物でケーブルテレビと契約して共同受信し、各住戸にケーブルを配線しています。

ケーブルテレビは、伝送網を使ってインターネットの接続ができます。賃貸契約の際に、ケーブルテレビ視聴契約とともにインターネット申し込みがセットになっていれば、現在の光回線からケーブルテレビへの契約の変更が必要です。

また、アパートなどで「光回線利用可能」となっている場合、建物ですでに契約している回線とプロバイダの共同利用となることもあります。

光回線開通は、賃貸物件では勝手に申し込んではいけない

引っ越し先で光回線が通っていない場合は、入居者が勝手に光ファイバーケーブルの導入工事を申し込むことはできません。

光回線を希望するなら、事前に貸主の許可が必要です。

時代に逆行しますが、「退去する時には撤去すること」などの制約があれば、原状回復のための工事代金がかかってしまいます。

新居の通信環境を調べ、早めの開通手続きを心がけよう

物件の状況により今後の手続きが異なってくるため、まずは引っ越し先の環境を調べる必要があります。

光回線がすでに設けられているかは、NTTで住所を告げれば調べてもらえます。インターネット利用できる物件では、物件の管理会社に問い合わせればわかります。

つまり、引っ越し先の通信環境によって、回線事業者やプロバイダの乗り換えなどを検討することになるでしょう。

共同利用の場合、インターネットの利用者が増える時間帯になると、送受信のスピードが極端に遅くなることもあるため、モバイルWi-Fiなどを別契約して利用する人もいます。

回線事業者とプロバイダの住所変更手続きは

引っ越し後も現在の回線事業者をそのまま利用することが決まれば、移転のための住所変更の手続きをします。

インターネットの公式サイトから「マイページ」にログインして、登録ずみの住所を新住所に変更し、引っ越し日などを入力すると、手続きができます。

確認のための電話連絡があるかもしれないため、確実に出られる携帯番号を連絡先にしておきましょう。

また、電話でオペレーターを介して口頭で伝えることもできます。それぞれのサポート窓口の電話番号は、契約時の書類やインターネットで調べられるでしょう。

コースやプラン、プロバイダの乗り換えでお得になることも

他のプロバイダに乗り換えることによって、工事代無料やキャッシュバックなどの特典をつけていたり、携帯電話とのセット割引を設けていたりする業者もたくさんあります。

携帯の契約台数による割引や70,000円のキャッシュバックなど、乗り換えキャンペーンの競争は激化しています。

最近では、高速回線の登場により、画像や動画を多用したインターネットのサイトが増えてきています。

昔に契約したままの低容量のコースやプランでは、サイトを開くのに時間がかかり、対応しきれないこともあるでしょう。

従来の契約のまま使い続ける人が多い傾向にありますが、引っ越しを機に乗り換えを検討してみるのも良いかもしれません。

短期解約では解約金がかかってしまうことがありますが、長年使っているならその心配もないでしょう。

旧プロバイダのアドレスを継続して利用することができる

あちらこちらの会員登録やメーリングリストで使っているメールアドレスの変更が面倒で、プロバイダをそのまま使い続けている人も多いでしょう。

しかし、今はプロバイダを変更しても、今まで使っていたメールアドレスを月々200円~300円程度でそのまま継続して使用できるサービスがあります。

これを利用すれば、メールアドレスを変更して登録する作業を、引っ越し後にゆっくりと行うことができます。支障がなくなった時点でサービスを解除できるので、安心です。

長年使い続けて迷惑メールが多くなっているなら、新プロバイダのメールアドレスを取得するのも一つの方法といえるでしょう。

携帯電話の住所変更手続き

引っ越しをしたら、携帯電話の通信事業者にも住所変更の手続きをしましょう。

放っておくと、請求書や領収書が届かなかったり、必要な補償が受けられなかったりすることがあるかもしれません。

携帯電話各社の手続き方法

各社とも、インターネット上で住所の変更登録が行えます。電話でオペレーターに伝えることも、ショップでの手続きもできます。

ただし、引っ越しの繁忙期は、新年度に伴い新規で契約する人も増えるため、ショップの窓口はかなり混み合います。できれば、インターネットか電話での手続きがおすすめです。

契約している会社を参考に以下のURLを確認してください。

インターネットとのセット割も

インターネットと電気料金などと合わせたセット割も登場しています。

1年の電気料金の平均額や最多使用量・料金などを事前に調べておくと、ショップなどでどれくらい得になるか簡単に比較できます。

特に、マンションから一戸建てに引っ越す場合は、光熱費がかなりかかることに驚く人が多いです。少しでも節約したい場合は、セット割の割引率が大きいかどうか、検討してみると良いでしょう。

まとめ

回線事業者やプロバイダの変更がなければ、住所変更は簡単にできます。しかし、工事の申し込みがあれば、早めに届け出る必要があります。

特に仕事や学業でインターネットを利用するなら、引っ越してすぐにつなげないのは不便です。

登録アドレスの変更が面倒でプロバイダが旧プランのままの人も、引っ越しを機に乗り換えれば得になることもあります。十分に検討してみましょう。


目次一覧

引っ越し業者一覧

料金を安くするコツ

料金プラン、オプション

注意したいこと

手続き、契約変更

荷造りと不用品処分

よくある質問