
引っ越しの単身パックとは、コンテナやボックスに1人分の家財道具をひとまとめにして積み込み、トラックでまとめて運んでもらうサービスのことです。トラックをチャーターする通常の引っ越しプランとは異なるもので、容量や料金は業者ごとに違います。そこで、それぞれの料金やサービス内容について、引っ越し業者別に紹介します。
一人暮らし専用の引っ越し便?単身パックとは
単身パックの特徴は、コンテナやボックス1台あたりの定額料金制になっていることです。その中に大きな荷物を一つ載せても、小さなダンボール箱をぎゅうぎゅうに詰め込んでも、同じ料金になります。
「詰め込める分だけ」と決まっているため、事前に訪問して荷物を確認する見積もりが不要です。料金が明確に提示されている安心感があるほか、割引などの併用で格安で利用できるため、人気があります。
ただし、通常の近距離の引っ越しプランだと、その日のうちに搬出と搬入が終わって引っ越しが完結しますが、単身パックの場合はそうはいきません。ほとんどの場合、荷物を引き取った日の翌日や翌々日に搬入してもらうことになります。繁忙期などでは、さらに日数がかかることがあります。
各業者の単身パックの内容と料金を比較
一つの業者のサービス内容を把握したからといって、それがすべての業者に当てはまるわけではありません。単純な料金の比較だけでなく、自分の求める引っ越しができるかどうかという点にも着目して、どこの業者に頼むか決めることをおすすめします。
では、単身向けパックを扱う主な5つの業者の特長と料金例、割引サービス、利用する際の注意点などを見ていきましょう。
ヤマトホームコンビニエンス
「クロネコヤマトの宅急便」でおなじみの輸送サービスの大手で、法人・個人問わず全国規模で数多くの輸送を取り扱っています。その知名度は抜群です。引っ越しの単身パックにおいても時間指定ができるなど、既存の輸送ルートを活かした大手業者ならではの安心感があります。
単身パックの名称
単身引越サービスパックminiタイプ、単身引越サービスパック
ボックスのサイズ
miniサイズ内寸:幅1,040mm、奥行1,040mm、高さ1,300mm
フルサイズ内寸:幅1,040mm、奥行1,040mm、高さ1,700mm
料金
- 単身引越サービスパックminiタイプ:関東エリア同一市区内11,000円~
- 単身引越サービスパック:関東エリア同一市区内12,000円~
- いずれも最大3つの割引を適用した料金例
- 他のエリアの料金記載なし
割引サービス
- webからの申し込みで「web割引2,000円」
- 搬出も搬入も平日の場合は「平日割引2,000円」
- 14日以上前の申し込みで「早期申込割引1,000円」
- 複数利用で1BOXにつき「複数割引1,000円」
注意点や付記事項
「約束時間お届けサービス」は、1BOXにつき3,000円がかかります。また、繁忙期となる3月~4月は、その受注状況やエリアにより、単身引越サービスパックそのものの取り扱いができない場合があります。予約の際は、必ず事前に問い合わせるようにしましょう。
日本通運
単身パックの生みの親である日本通運は、会社の歴史が長く、陸海空を使って世界にも対応しています。単身パックのコンテナサイズの種類が多く、幅広いパターンの引っ越しに対応できるため、自分の荷物量に適したサイズを選び、お得に引っ越しができるでしょう。
単身パックの名称
単身パックS、単身パックL、単身パックX
ボックスのサイズ
- Sサイズ内寸:幅1,080mm、奥行740mm、高さ1,550mm
- Lサイズ内寸:幅1,080mm、奥行1,040mm、高さ1,750mm
- Xサイズ内寸:幅2,279mm、奥行1,649mm、高さ1,989mm
料金
単身パックX:北海道~東京75,500円、東京~大阪59,000円、東京~福岡75,000円、北海道~福岡98,500円
他のサイズの料金例の記載なし
割引サービス
- パソコンやスマホから申し込む「web割引2,000円」
- 1ボックスにつき「複数割引1,000円」
- エリアや集荷日により「お得なエリア割引1,000円」
注意点や付記事項
一人の近距離の引っ越しに便利な当日便もあります。
※参考:日本通運の単身パック
ハトのマークの引越センター
全国にある中小の引っ越し業者175社で構成される、全国引越専門協同組合連合会です。一つの引っ越し業者の社名ではなく、会社が全国展開しているわけではありません。フランチャイズのような形態です。こちらでも、共通のボックスを使った単身パックを提供しています。
単身パックの名称
小鳩パック、青春引越便
いずれも片道200kmを超える引っ越し専用
専用BOXのサイズ
小鳩パック内寸:幅1,100mm、奥行800mm、高さ1,700mm
青春引越便内寸:幅1,050mm、奥行1,050mm、高さ1,800mm
料金
小鳩パック:札幌~福岡45,000円、札幌~東京36,000円、東京~大阪24,000円、東京~福岡37,000円など
青春引越便:提携先のルートを利用するため、問い合わせが必要
割引サービス
小鳩パック専用BOXを2個以上利用すると「複数割引1,000円」
注意点や付記事項
時間指定、休日指定、一時保管、車やバイクの輸送、エアコン移設などのオプションサービスも申し込めます。料金については、問い合わせが必要です。
西濃運輸
「カンガルー便」でおなじみの西濃運輸でも、単身から家族向けに、様々なオプションを選べる引っ越しサービスを提供しています。カーゴを使う引っ越しパックも、2種類の専用BOXで対応しています。
単身パックの名称
カンガルー単身MAX+1
専用BOXのサイズ
1.1立方メートルタイプ内寸:幅1,030mm、奥行740mm、高さ1,440mm
2.5立方メートルタイプ内寸:幅1,150mm、奥行1,280mm、高さ1,700mm
料金
- 1.1立方メートルタイプ:北海道~東京32,000円、東京~大阪23,000円、東京~福岡32,000円
- 2.5立方メートルタイプ:北海道~東京53,000円、東京~大阪27,000円、東京~福岡36,000円
割引サービス
- BOXが2個以上になったときは、1個につき「複数割引1,000円」
- 14日前までに申し込むと「予約割引1,000円」
注意点や付記事項
他の業者では別料金扱いになってしまう普通自転車が、1台までならBOX料金内で運んでもらえます。配達時間帯指定もありますが、19時~21時の指定に限り3,000円かかります。
※参考:西濃運輸の単身パック
SGムービング
佐川急便グループで、引越事業・設置輸送事業部門を展開しているのがSGムービングです。単身赴任や学生などの引っ越しに便利なカーゴプランを提供しています。カーゴの台数に制限がないため、何台でも利用できます。
単身パックの名称
カーゴプラン
カーゴのサイズ
幅1,040mm、奥行745mm、高さ1,450mm
料金
SGムービングのサイトにある「概算お見積りフォーム」で、旧居と新居の都道府県を選び、引っ越し予定日を入力することによって、概算の料金を確認することができます。web割引などの割引額も表示されます。引っ越し予定日前後でお得になる日をカレンダーでチェックできるので、日程に余裕があれば安く引っ越すことができます。
割引サービス
web割引やその他割引あり
注意点や付記事項
沖縄県はサービスエリア外です。3月15日~4月10日までの繁忙期は、ホームページからの概算見積もりはできません。
※参考:SGムービングの単身パック
単身パックを利用する際の注意点
格安に利用できる定額制の単身パックですが、引っ越し業者によっては自分の希望通りの引っ越しができないこともあるため、注意が必要です。どんな点に気をつけるべきか説明します。
指定の大きさに収まらないと割高になる
ワンサイズだけのコンテナを利用する業者があれば、小さなものから大きな物置サイズまで数種類のボックスを揃えている業者もあります。複数利用することもでき、その際に割引サービスが受けられるところが多いです。
ただし、指定されたコンテナやボックスより大きいものは入りません。その際は、大型家具限定の宅配便などを使うことになるでしょう。しかし、その輸送料金によっては、小型トラック1台にすべての家財をまとめて運んだほうが安くなる場合もあります。
念のため、単身パックと通常の1人用の引っ越しプランなどでそれぞれの見積もりを出してもらい、検討すると良いでしょう。標準の引っ越しプランでは、訪問見積もりをしてもらうことで、より正確な料金が分かります。
条件によっては、他のプランの方が安くなる場合も
荷物の梱包をお願いしたい場合もあるでしょう。しかし単身パックは、様々なサービスを極力削ぎ落として料金をスリム化したものです。そのため、基本的に荷物の梱包はオプションで利用できないことがほとんどです。
そのサービス内容では不十分で、追加の作業や荷物が多くなる場合は、最初から標準の引っ越しプランでお願いしたほうが安くなることも多いです。
利用できる日が限られている場合も
業者によっては、引っ越しの繁忙期になる3月~4月の一定期間、単身パックの依頼を制限しています。一方、制限はしていないものの、この時期に限り、割り増し料金として通常よりも高く料金を設定している業者もあります。
資材は購入するなど自分で準備する
通常の家族の引っ越しプランなら、「ダンボール50個まで無料」などの特典があることが多いです。しかし、もともと料金を低く抑えてある単身パックでは、資材は無料提供されないことがほとんどです。
そのため、スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどで譲ってもらうか、ホームセンターや通販サイトなどで自分で購入することになります。引っ越し業者で資材パックを販売していれば、利用しても良いでしょう。
地域により利用できないところもある
単身パックは、大手ならではの輸送ルートで同じ方面別にまとめて運ぶことによって、コストを下げています。業者によっては、利用できるエリアが限られていることもあるため、最初に必ず確かめるようにしましょう。
「一括見積もりサイト」を使えば、予め新旧のおおまかな住所を入力することになっているので、利用できる業者のみがピックアップされます。
原則として見積もりは行っていない
業者に依頼する際は、「どのサイズのボックスを何個」という頼み方になります。または、荷物を伝えてどれが適しているか相談することもできます。サイトに荷物例などを載せているところもあるので、一度チェックしてみましょう。
積み残したものを運んでほしい場合の追加料金が知りたければ、それぞれの業者に電話で問い合わせてみることをおすすめします。立地や階段の形状など搬出入の際に心配な箇所があれば、必要に応じて見積もりをしてくれる場合もあります。
まとめ
単身パックは「乗せられる分だけ運ぶ」という単純明快なシンプルなサービスで、そのサイズに運びたい荷物がすべて収まるかどうかがカギになります。載せられないものがあると、それをどう運ぶかにより、トータルでかかる費用が結果的に高くついてしまうことがあるからです。一つの荷物のためにボックスを1個増やすのは、割に合いません。
大きめのボックスを用意している業者にする、安い業者を2個口で利用して複数割引の適用を受けるなど様々な選択肢があるので、自分の荷物量に合った方法を検討してみましょう。
※記載の料金例は、2017年4月5日現在のものです。
おすすめ一括見積もりランキング
LIFULL引越しは、テレビCMでも知られるHOLMESが運営している一括見積もりサイトです。
全国130社の中から厳選して業者を紹介してくれるので、もっとも安い見積もりをだしてくれる業者を簡単に探すことができます。
利用料も無料で、こまかい荷物まで選択して見積もりが出せます。LIFULL引越しだけの特典もあるので一度覗いてみて、自分の条件にあったら利用を検討してみましょう。
テレビCMでもお馴染みにSUUMOでも、引越しの見積もりを比較することができます。
SUUMOだけのお得な特典やプランもあり、最大で引越し料金が50%オフになるのが強みです。
信頼度も抜群なので、色々な業者を比較したいならおすすめです。
引越し侍は一括見積もりサイトの中でも有名で、登録されている業者の数が多いのが特徴です。
期間限定でキャンペーンをしていることもあるので、それぞれの一括見積もりサイトの特典を比較して、どのサービスを使うか検討してみましょう。
「他のサイトを使ってみたけど、思っているより料金が高かった」という場合も、業者がたくさん登録されているサイトを使うことで、もっと安い業者を見つけることができるかもしれません。