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2箇所積みや2箇所降ろしの引っ越し料金はどれくらい？

更新日：2021年08月02日、[PR]

2箇所積みや2箇所降ろしの引っ越し料金について解説しています。結婚や同棲、新居に入りきれない荷物をコンテナに預ける場合などで利用できるサービスです。

料金相場は、安いと通常の引っ越し＋10,000円くらいで行えますが、荷物量や立ち寄り先によって料金は異なってきます。しっかり業者の見積もりを比較しておくのが、料金を安くするポイントです。

わざわざ、引っ越し業者を2回手配する必要のない、2箇所積みや2箇所降ろしのサービスを理解して、上手に引っ越しを行いましょう。

このページの目次

引っ越しの2箇所積みや2箇所降ろしとは？
- 2箇所積みの意味とパターンは？
- 2箇所降ろしはどんなときに利用するの？
2箇所積みだと、引っ越し料金は高くなるの？
2箇所降ろしは、引っ越し料金が高くなってしまう？

引っ越しの2箇所積みや2箇所降ろしとは？

わざわざ2回に引っ越しを分けると、その分トラックや人件費が2倍かかるため、それなら1回にまとめてしまえば安くなるのではないか、と思う人も多いでしょう。まずは、2箇所積みや2箇所降ろしについて説明します。

2箇所積みの意味とパターンは？

1回の引っ越しで、2箇所の別々の場所にトラックが立ち寄り、両方で荷物を積み込んでから新居に向かうことを、「2箇所積み」や「立ち寄り」と言います。

結婚や同棲でお互いの家から荷物を運ぶ、途中のレンタルコンテナに立ち寄って荷物を積み込む、老人施設に立ち寄って荷物を積み込んで二世帯住宅へ、など、様々なパターンが考えられます。

2箇所降ろしはどんなときに利用するの？

新居に向かう途中で、他の場所に立ち寄って荷物を一部降ろしてもらうのが「2箇所降ろし」です。自立する子どものアパートに子どもの家財を降ろす、入り切らない家具を近所のトランクルームに預ける、親戚に借りていたベビーベッドを返却する、などのケースがあります。

2箇所積みだと、引っ越し料金は高くなるの？

通常の1軒分の引っ越しを普通にするよりは、高くなることが考えられます。それでも、別々に引っ越しを頼むことを考えると、1台のトラックで同じ作業スタッフに担当してもらえるため、車両費と人件費が安くなると言えます。しかし、2箇所積みを無条件でやってもらえるわけではないため注意が必要です。

立ち寄りがあれば、通常の料金よりも高くなる

一般的な2箇所積みのプランの場合、通常の1軒分の引っ越し料金の1.5倍程度高くなると言われています。しかし、これはケースバイケースです。移動ルートの途中にある知人宅からダンボールを1個受け取った場合と、ルートから離れた場所で大量の荷物を運んだ場合は、当然加算料金も異なってきます。

また、結婚を控えたカップルがそれぞれ親元から引っ越す際に、お互いの荷物が少量で、ほとんどの家財を新しく購入することが前提の場合、10,000円のプラスですんだ例もあります。状況に応じた加算料金を事前によく確認して、見積もりをとりましょう。

2箇所積みができないこともある

2箇所積みは、新居までの間に、もう1箇所の住居があることがポイントです。もしくは、もう1箇所が新居からそう遠くない距離でないと、時間がかかり過ぎるため、2箇所積みのプランは利用できません。

また、2箇所からの荷物の総量が多過ぎて大きなトラック1台に詰め込めなかったり、進入路が狭過ぎて大きなトラックが横付けできなかったりすると、小さめのトラックが2台必要になります。この場合、わざわざ2箇所積みにする必要はないでしょう。

特殊な引っ越しのため、相見積もりが欠かせない

それぞれの住居で訪問見積もりに来てもらい、しっかり荷物を見てもらいましょう。通常の引っ越し作業では、大きな家具は最後に積み込み、搬入の際は最初に室内に運び入れて設置します。途中の障害物などがなるべくない空っぽの状態の方が、形の大きなものを運びやすいからです。

それが2箇所積みになると、トラックに積むときにもなるべく作業のしやすい順番を考慮しながら積み込まなければなりません。また、どこか邪魔にならない場所に仮置きするなど、通常の作業にはない手間が若干増えることも考えられます。

そのため、引っ越し業者によって、2箇所積みの立ち寄りプランに対しての追加料金にバラつきが見られることがあります。必ず複数の業者から見積もりを出してもらい、比較しながら値引き交渉をして、なるべく安くなる業者を探しましょう。

別々に引っ越す場合の見積もりも出してもらおう

結婚や同棲で2箇所から荷物を運ぶときは、2箇所積みのプランだけでなく、お互いが別々に引っ越しをする場合の料金も、念のため出してもらうと良いでしょう。

大きな家具がなく、先にどちらかの荷物が搬入されていても特に作業に支障がなさそうなら、1日にまとめないことも一つの方法です。安くなる日と時間帯を狙うと、別々に余裕を持った引っ越しができるかもしれません。

また、お互い別の安い引っ越し業者に頼むこともできます。いろいろな方法を探りながら、ベストなやり方を見つけましょう。

2箇所降ろしは、引っ越し料金が高くなってしまう？

2箇所降ろしの場合は、1箇所目で降ろすべき荷物を荷台の手前に置かなければなりません。そうでなければ、せっかく積んだ荷物を避けたり一旦降ろしたりして、奥の荷物を引っ張り出すことになってしまい、効率が悪いからです。運び出すときも積み込むときも、荷物が紛れてしまわないように細心の注意を払う必要があります。

2箇所降ろしの料金はどうなるの？

先に降ろす少量の荷物を荷台の手前に載せ、立ち寄り先で1個や2個の荷物を降ろし、搬入も簡単にできるなら、距離さえ近ければ無料でやってくれるところもあります。しかし、立ち寄り先が遠く離れていたり、降ろすもの降ろさないものの判別が付きにくい状況が想定されるときは、トラブル防止のために断られる場合も考えられます。

引き受けてくれたとしても料金が高額になることが考えられるため、少しでも安くなるプランがないか、見積もり担当者に相談してみると良いでしょう。

2箇所降ろしはどこでもやってくれるの？

2箇所降ろしの場合、先に降ろすもの、後で降ろすものの確認をとりつつ、荷崩れのないようにバランスを考えながら、それぞれの荷物が混ざり合わないようにしなければなりません。依頼者の指示が間違っているなどすると、後から言った言わないのトラブルになってしまうこともあります。

また、小物から積んで大型家財をあとに載せるといういつもの流れで作業できないので、所要時間も余計にかかり、気を使った手順が求められがちです。そのため、2箇所降ろしではなく、別のトラックを利用することをすすめたり、1日で終えるのが困難だと思えば断ったりする業者もいます。

数パターンで見積もりを出してもらう

大きなトラックを用意して荷物を積み込み、近距離でその大半を降ろして、ほぼ空っぽの状態で2箇所目まで長距離を移動する、などの場合は、逆に節約になっていません。これは、中型と小型のトラック2台に分けて、別々に引っ越しをすることにより安くなるパターンです。つまり、「何が何でも1台にまとめてしまえば安くなる」とは限りません。

事前にしっかりと荷物量を申告しておくと、このような過ちを防ぐことができます。別の日にずらして、安い引っ越し業者2社に頼むと良いでしょう。一括見積もりサイトなどをうまく活用すれば、様々なパターンの見積もり額を比較することができます。

立ち寄り先が引っ越し先を大きく超えるような場所のときは、断られることがほとんどでしょう。また、荷物量に差がある場合は、単身パックなどと併用した方が安くなることもあるため、まとめて引っ越しをすれば割安になるとは一概には言えません。様々な試算をしてから結論を出すことをおすすめします。