荷造り、荷解きまで含めたフルパックの料金相場

荷造り、荷解きまで含めたフルパックの料金相場っていくら?

引っ越しの前後に各自で行う荷造りと荷解きは、慣れている人でもかなりの重労働です。乳幼児がいたり仕事を持っていたりすると、なかなか思うように作業に割く時間が取れないのではないでしょうか。

そんな人のために、引っ越し業者では引っ越しの荷造りと荷解きを専任スタッフが行うオプションサービスを提供しています。他の手続きやあいさつ回りなどに時間を使うことができるため、人気は上々のようです。

荷造りと荷解きの重圧から解放される!フルパックとは

自分の手でやっておきたい最小限のものだけを荷造りし、後の荷造りは全て引っ越し業者にまかせれば、着いた先で荷解きをして元の位置に収めてくれる、それがフルパックです。業者によりサービスの名称は、おまかせパック、らくらくプランなど異なりますが、やってもらえる内容はほぼ同じです。

荷造り、搬出、運送、搬入、設置、荷解きまで、引っ越しの一連の作業を全て行ってくれるため、それまでの引っ越しは面倒で大変なものというイメージがガラッと変わりますよ。

時間に追われて要領が分からないまま準備を始めたために何度も荷物を出し入れしたり、引っ越しの後せっかくの新居なのにいつまでたっても片付かなかったり、という失敗がありません。

引っ越し直前まで普段の生活ができる

引っ越しの定説では、荷物が多い家族世帯の引っ越しは引っ越し日の1か月前を目安に、使わないものから荷造りを始めると良いと説明されています。引っ越し業者に申し込んで契約するのが大体1か月前あたりが多いため、このような流れになるのでしょう。

引っ越し業者から無料のダンボールを受け取り、計画的に少しずつ荷造りを始めるのはこのぐらいが妥当だとは思います。

荷造りをしたダンボールを積み上げておく際、収納スペースが広ければ良いですが、そのうち生活スペースにもダンボールであふれることになります。小さな子どもがぶつかって頭の上からダンボールが落ちてきたりしたら危険です。

また、一度積み上げてしまったダンボールから必要になったものを取り出す際にも面倒なことになります。その点、梱包のプロである専任スタッフが引っ越し前日に手分けをして全て荷造りをしてくれるフルパックは、引っ越しギリギリまで普段の生活ができるというメリットがあります。

介護や育児、引き継ぎや手続きに専念できる

家族に介護が必要な人がいる場合や乳幼児がいると、空いている時間を見繕って少しずつ荷造りをすることが難しい場合もあります。散らかしっぱなしにすることもできず、引っ越し日が近づくにつれ焦りの気持ちが大きくなることでしょう。

それに加えて、引っ越しに伴うさまざまな住所変更の手続きや、働いていれば引き継ぎや挨拶まわりもあるかもしれません。それらは代理の人に頼むわけにもいきませんが、引っ越しの梱包や荷解きは代理の人にお願いすることができます。

プロの技ありの梱包でワレモノも安心

しっかりと教育と研修を受けたスタッフの荷造りの手際の良さは目を見張るものがあります。束ねたダンボールを手早く組み立てガムテープを貼り、効率よく次々にダンボールにものが収まり、内容物を記入しガムテープで封をし、荷造りを終えたダンボールが次々と積み上げられていく様子は圧巻です。

食器も材質や形に合わせて適した梱包で、丁寧に手早く詰められていきます。自分で下手な包み方をすると、運んでもらう際に食器同士がぶつかって割れてしまった場合、補償されないこともあるようですが、全てをプロに任せておけば、もし万が一破損等があれば引っ越し荷物保険から補償されるため、その点でも安心できます。

また、業者によってはフルパック専用の食器梱包用の資材を使用して、安全にスピーディーに詰めていくところもあります。

小規模業者は提供していないところもある

少人数で切り盛りしている引っ越し業者では、荷造りと荷解きのオプションサービスを提供していないところもあります。必要に応じてシルバー人材センターなどに外注で対応しているケースもあるようですが、荷造りの作業に慣れている人とそうでない人には、仕上がりや手際の良さで差が生じてしまうかもしれません。

当日の作業はどんな流れになるの?

引っ越し当日の開始時間によって、または全体の荷物量によって、フルパックのスケジュールは異なります。荷物が少なく近距離の引っ越しなら、一日で終了する場合もあります。

家族の引っ越しで中長距離の引っ越しになると、引っ越し前日に一日がかりで梱包し、翌日に搬出と搬入をすませ、その翌日に荷解きを行う3日がかりになるなど色々なパターンで行われます。

長距離引っ越しの場合の作業の一例を紹介します。1日目は朝一番に梱包の女性スタッフが来て梱包に取りかかり、荷造りが終わった夕方頃にトラックが到着し、布団や身の回り品だけを残してトラックに積み込み、作業員たちは一旦帰社します。依頼者は旧居で最後の夜を過ごすことになります。

2日目は早朝にトラックが到着し、残りの荷物を積み込み、引っ越し先に向かい搬入をすませ、3日目に荷解きのスタッフが来るという作業パターンが多いようです。

荷造りから荷解きまで頼んだ場合の料金相場は?

フルパックのプランは、運ぶ荷物量と距離に応じて大体の料金が決まります。荷物量が多いとトラックは大きなものになり、それに応じて作業人数が決まります。エレベーターのないマンションで階段作業になる場合も、人数を増やして対応するので、その分人件費も余計にかかってきます。

また、引っ越し先が遠くになればなるほど距離に応じて運賃が加算されます。1つとして同じ引っ越しがないように、それぞれ同じように見える引っ越しでも引っ越し料金には差があります。同じ家の引っ越しでも、平日と休日では料金が違います。

ここでは実際にフルパックで引っ越しをした人の料金例を紹介します。その料金例と比べて、自分の引っ越しは高かったからぼったくられたとか悪徳業者だということにはなりませんので気をつけてください。

荷造りと荷解きの料金はどのくらい?

標準のプランに荷造りと荷解きをオプションで付けてフルパックとしている業者もあるため、見積書の記載内容は総額しか記載のないものや、荷造りと荷解きそれぞれにかかる料金を明記しているところなどさまざまです。その一例を紹介します。

  • 前日梱包、作業員2名で30,000円
  • 前日梱包、3名で31,500円
  • 作業員1名で9,000円
  • 前日の半日作業、作業員3名で45,000円
  • 土日の荷造りと荷解き、作業員6名で100,000円
  • 女性スタッフ3名、前日夕方まで50,000円
  • 家族3人のフルパックを利用した人の料金は152,000円から460,000円

一日がかりの作業なら、だいたい一人当たり10,000円から20,000円が加算されることが多いようです。平均額は15,000円程度と見れば良いでしょう。半日ですむならさらに安くなります。

単身引っ越しの場合のスタッフは1人か2人、3LDK以上に住む家族の引っ越しならスタッフは3人程度となることが多いようです。ただし、先の説明でも述べた通り、引っ越し前日に少人数のスタッフで一日がかりでやることもあれば、引っ越し当日の午前中にスタッフ総出で一気に荷造りすることもあります。依頼した業者の業務スケジュール次第といえます。

高額な料金プランほど値引き交渉が必須

引っ越しは訪問見積もりなしでは正確な料金が示せません。必ず複数の引っ越し業者に訪問見積もりに来てもらって見積書を出してもらいましょう。そこで引っ越し業者のサービス内容や料金をよく聞き、納得した上で業者を決定しましょう。

まして荷造りと荷解きまで任せる引っ越しプランは高額になります。値引き交渉は必須です。その場で業者を決定するようなことはせず、翌日以降に決めるようにしましょう。なぜなら先に来た引っ越し業者がその後の業者の見積もり金額を訊ねて、それよりもさらに値引きしてくるからです。

それぞれひと通り値引きをしてもらった後で再度比較検討しないことには大損をしてしまいます。

まとめ

繁忙期などで専任の梱包スタッフの人手が足りないときは、男性の運搬スタッフが来ることもあります。どうしても女性が良いという人は、あらかじめ確認しましょう。

作業品質は、業者間、経験年数などで差がありますが、自分からベテランにお願いしたいなどの指定はできません。フルパックは引っ越し業者で扱う中の最高値の料金プランになることがほとんどです。高額の支払いになるほど手間を惜しまず、複数社の見積もり後の値引き交渉が肝心です。


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