同じアパートやマンション内での部屋の引っ越しについて

同じアパートやマンション内での部屋の引っ越しについて

「引っ越し」というと通常は、今住んでいるところから別の物件に移る場合のことを言います。しかし場合によっては、同じ物件内の別の部屋に引っ越すこともあるでしょう。ここでは、同じ物件内で引っ越しをする場合に、料金を安くするコツについて紹介していきます。

同じアパート・マンションの別部屋に引っ越す場合とは

一軒家にしか住んだことがない人や、今まで別物件への引っ越ししかしたことがない人は、なぜ同じアパート・マンション内の別の部屋に引っ越すことがあるのか、不思議に思う人もいるのではないでしょうか?どんな場合に同じ物件内での引っ越しが想定されるか、まずは見ていきましょう。

住んでみて部屋の環境が良くなかった場合

しばらく住んでみたところ、周囲の住人との相性が良くなかったり、思っていたような環境ではなかったりした場合です。周囲の住人との相性というのは、単純に人間関係だけの意味ではありません。

例えば、隣人がベランダでタバコを吸っているために洗濯物を干せないとか、生活時間が違いすぎて物音が気になるようなことを指します。集合住宅なので、ある程度のことは我慢するべきですが、どうしても生活しづらく、かつその物件自体は気に入っているなら、別の空部屋に移動することがあるでしょう。

また、引っ越してきた当初は日当たりが良かったのに、近隣にビルができたことで日当たりが悪くなってしまったというような場合も、上の階が空いていれば移動できます。

引っ越し時に希望の部屋が空いていなかった場合

物件の立地や設備などは気に入っているものの、希望した部屋は空いておらず、部屋の位置は妥協して引っ越してきたという場合も考えられます。良いタイミングで人気の上層階や角部屋など希望の部屋に空きが出れば、その部屋に引っ越すことは珍しくありません。

物件によっては、大家さんや管理会社に「空室のお知らせが欲しい」ことを伝えておけば、空室が出た時点で連絡をもらえることもあります。

部屋の契約にかかる費用を安くするコツ

通常、部屋を契約するときには、敷金、礼金、仲介手数料、火災保険料、1ヶ月分の家賃といった費用が初期費用として必要になります。同じ物件内で別の部屋に引っ越す場合、火災保険料については、まだ契約期間が残っていれば、追加で契約しなくても良いことがあります。しかし他の費用については、原則必要な場合が多いです。

でも、同じ物件内での引っ越しなら、初期費用は少しでも抑えたいところです。安くできるコツについて考えてみましょう。

物件の大家さんと直接話してみる

大家さんがいる物件であれば、不動産業者を介さずに直接相談してみましょう。不動産業者を通すと同じ物件内であっても新規契約扱いになりますが、大家さんに相談して配慮してもらえれば、礼金なしで契約できることがあります。

また、敷金もそのまま持ち越しにすることができるかもしれません。管理会社が管理している物件だと、こうした配慮を望むのは厳しい可能性が高いです。

不動産業者にも交渉を

大家さんがいない物件や、大家さんと直接連絡を取り合ったことがないような環境だと、相談することはできません。そんな場合は不動産業者に交渉してみると、礼金や仲介手数料が安くなるケースがあります。どの程度安くなるかは業者次第ですが、特に部屋の周辺環境が悪いために移動したいという時などは、交渉が通りやすい傾向にあるようです。

部屋は丁寧に使用すること

将来的に同じ物件内での引っ越しを考えている場合は、今住んでいる部屋を丁寧に使うようにしましょう。これは、敷金に関係してきます。契約時に払う敷金というのは、物件を引き払う際に戻って来るお金です。

しかし、戻って来るのは全額ではなく、部屋の修繕やクリーニングにかかった費用を差し引いたものになります。つまり、部屋の状態が悪く修繕が必要だと、敷金が戻ってこないことが想定されます。特にタバコを吸う人は要注意です。ヤニによる汚れや変色は、大規模な修繕が必要な場合もあります。

敷金が全額戻って来ることは稀ですが、部屋をキレイな状態に保って少しでも多く返金してもらえば、別の部屋に引っ越す際の初期費用に充てることができます。実際のところは、新しい部屋の契約費用が安くなったわけではありませんが、気分的には安くなった気になりますよね。

同じ物件内の引っ越しにかかる料金は?

交渉によって安くなることはあるものの、通常通りの初期費用がかかりがちなのに加えて、引っ越しの作業における費用も必要です。それでは、同じ物件内での引っ越しで必要な費用を、それぞれ詳しく説明していきます。

元の部屋の退去費用

引っ越しの際には、新しい部屋の契約費用だけでなく、ルームクリーニングなど、元々住んでいた部屋の退去費用も必要です。これらの費用については、物件契約時に説明があります。大きな修繕が必要で敷金だけでは足りないような場合、別途修繕費を請求されることもあります。

新しい部屋の敷金・礼金

上記のコツで紹介したように、同じ物件内での引っ越しの場合、敷金はそのまま持ち越し、礼金は免除という場合も少なくありません。しかし、そのような対応をしていない物件や、交渉が通らなかった場合は、敷金・礼金は満額支払うことになります。

火災保険料

上記のように、火災保険料は契約期間内であれば、そのまま持ち越しできることもあります。契約内容や保険会社にもよるので、不動産業者や管理会社に問い合わせてみましょう。持ち越しできなければ、一度解約して新規契約をすることになります。

家賃について

これまで住んでいた部屋の家賃はその月の満額、次の部屋については日割り計算で請求されることが多いでしょう。そのため、引っ越しをした月は、少し多めの家賃を払うことになります。

仲介手数料(事務手数料)

不動産業者を通して部屋の移動をした場合は、仲介手数料や事務手数料を支払う必要があります。金額は業者に交渉できますが、引っ越しにかかる総額の目安を事前に知りたい場合は、不動産業者が公表している金額のまま計算しておきましょう。

引っ越し作業にかかる費用

同じ物件内の引っ越しの場合、引っ越し業者に依頼してトラックで荷物を運ぶという作業はありません。自分や家族、友人の力だけで荷物を移動させる場合は、費用はゼロです。

しかし、エレベーターがない物件や大型家具がある場合は、引っ越し業者に依頼することをおすすめします。家具などをぶつけて物件の共用エリアに傷をつけてしまうと、弁償しなければなりません。また、階段での作業も、慣れていないと家具を落として破損する恐れがあります。

引っ越し業者に頼めば、物件や家具を傷つけないようにクッション材を使ってくれます。また、プロなので、家具を落としてしまうような可能性も低いです。別の物件に引っ越す場合と比べると費用も安くなるので、「一括見積もりサイト」などを利用して、どのくらいの費用がかかるのか確かめてみましょう。

同じ物件内での引っ越しなら、費用はあまりかからないと思っていた人も少なくないでしょう。ですが、ここで説明したとおり、引っ越し業者に依頼する料金が安いという以外は、通常の引っ越しと基本的には変わりません。交渉を上手に進めるなどして、なるべく費用を安く抑えられるようにしていきましょう。


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