北海道や沖縄、海外など遠距離の引っ越しを安くするコツ

更新日：2021年08月02日、[PR]

引っ越しは何かと物入りです。もし賃貸住宅に住むなら敷金礼金等の初期費用も必要ですし、新居でいろいろ買いそろえなければいけないものもあるでしょう。

そんな中、引っ越し費用そのものは少しでも安いほうがありがたいですよね。特に東京から北海道や沖縄、海外など費用が高額になる遠距離の引っ越しならなおさらです。十分なリサーチと準備をして、賢くお安く遠距離引っ越しをする方法をいくつか紹介します。

長距離引っ越しは大手がお得

引っ越し業者には、全国に支店を持って大規模に業務を展開している大手業者と、小さな規模で地域に密着した引っ越しを主に受けている業者があります。こと長距離の引っ越しは、大手業者が得意にしています。

そもそも小規模だと受けられないことも

たとえばトラック数台、社長と数人の社員やアルバイトというような小規模の引っ越し屋の場合、遠距離の引っ越しの場合には、そのまま従業員も一緒に新居に移動し、そこで作業をして、帰りは空っぽのトラックで帰ってこなくてはいけません。

また、二日がかりになるようなことになれば、その間、他の引っ越しは受けられませんから、あまりにもコスト的にペイしない場合には最初から遠距離の引っ越しは受けないということもあるでしょう。

大手業者がお得な理由

全国展開しているような大手業者の場合、作業員を移動させる必要がありません。たとえば東京から大阪に引っ越す場合には、積み込み作業は東京の営業所の作業員が行い、新居への運び入れ作業は大阪の営業所の作業員が行うため、人員の移動に伴う無駄がないのです。

また、ネットワークを持つ大手だからこそできるお得なプランも多いので、知らないと損ですよ。

お得なプランを知っておこう

金額が大きくなりがちな遠距離の引っ越しだけに、大手各社は競い合ってお得なプランを提供しています。

混載便

一件ごとにトラックを一台専用で使う引っ越しは「チャーター便」と呼ばれています。自分の引っ越し荷物だけを運ぶため、当然時間は最短なので一刻も早く引っ越しを終わらせたい人にはおすすめのプランです。その一方で、同じ方面に向かう何件かの引っ越し荷物をまとめて一台のトラックに載せ、一度に運ぶプランは「混載便」と呼ばれます。

混載便のメリット

一台のトラックを他の引っ越しとシェアするわけですから、当然ガソリン代や高速代も割り勘になるので、チャーター便より安くなるのが最大のメリットです。大手の業者なら便数も多いので、安く長距離の引っ越しを考えるなら一番に考える価値があると思います。

混載便のデメリット

ただし、混載便にはデメリットもあります。まず、同じ方面への引っ越しがある程度まとまった数にならないとトラックが出ないため、実際に荷物を搬出してから新居に搬入してもらうまで、時間がかかることがあります。

また、搬入のタイミングも業者次第になるので、ある程度スケジュールが自由になる人や、荷物を受け取ってくれる家族や友人がいる人でないと難しいかもしれません。

東京大阪間など、件数が多ければそれほどタイムラグはないことが多いですが、引っ越し先によってはかなり待つこともないとも限りません。その際、引っ越し業者によって荷物をどんなコンディションで保管するのかも気になる人もいるでしょう。

たとえば楽器やフィギュアなど、温度変化に弱い荷物があれば、暑い時期に冷房のない倉庫に積みっぱなしにされるのは避けたいですよね。

また、他人の荷物と相乗りするということは荷物がまぎれて紛失する危険性がどうしても出てきます。一件ずつコンテナに分けたり紛失防止用のステッカーを貼るなど、各社工夫はしていますが、それでも人間がやることですから途中で積み替えがあった場合など、万一の事故がないとも限りません。

すべてのダンボールにナンバリングをして紛失がないかすぐに確かめるのはもちろん、万一の時にも自分のものだとわかるような印をつけておくことが大切です。

コンテナ便

普通引っ越しはトラックで運ぶというイメージだと思いますが、途中でコンテナに積み替えて鉄道輸送するのがコンテナ便です。特に長距離の場合、鉄道のほうが輸送運賃はぐっとお安くなるので、料金自体もリーズナブルになります。

ただし、コンテナ便は駅での荷物の積み下ろしの作業や列車のダイヤの関係で、ある程度の時間的余裕を見ておかなければいけません。

帰り便

帰り便とは、その名の通り引っ越しを終えて空で営業所に帰るトラックを利用するプランです。引っ越し業者としても、たとえ値引きをしたとしても空のトラックで帰ってくるよりは利益になるので、ちょうどタイミングが合えば双方にWin-Winなプランですね。

もちろん言うまでもありませんが、ちょうどいい帰り便があるかどうかは運とタイミングの勝負です。でも、聞くのはただですから、一応尋ねてみない手はないですよね。

賢くお得なプランを使うために

安いプランを最大限に利用するためには、時間的な余裕が必要です。どうしても○日までに引っ越しを終えたいとか、急に引っ越しが決まったという場合には、十分にお得なプランを選ぶことができないかもしれません。

また、一人暮らしから実家に帰るとか、結婚や同棲のため、相手がすでに生活を始めている家に引っ越すという場合でないと、引っ越し荷物の中に布団も着替えも食器もすべて入っていて当面の生活に差し支える人も、いざ新居についてから困ってしまいます。

そんな人は逆に自分もゆっくり移動するつもりで途中で観光したり、友だちに会いに行ったり、有意義に待ち時間を使うことができればよいのですが…。

引っ越し一括見積もりサイトを利用する

お得なプランがあるかどうかは、タイミングによります。ある程度引っ越し業者の都合に合わせるから安くなるわけで、いちいち自分が希望するタイミングでお得なプランをやっているかどうか電話で尋ねるのも大変ですよね。

そんな時、引っ越し一括見積もりサイトが便利です。備考欄に「混載便希望」とか「なるべく安いプラン希望」と書いておけば、ちょうどいいタイミングでプランがある業者から連絡がきます。

すぐに契約しない

一括見積もりサイトで連絡がきた業者には、良さそうだなと思ったら次の段階として見積もりにきてもらうことになります。

中には見積もりは面倒くさいと思う人もいるかもしれませんが、できる限りやってもらいましょう。特に混載便の場合、運べる量に限りがあるため、素人考えで「このくらいかな」と思ったら全然荷物がそれより多くて載りきらなかったなんてこともあります。そんなことになったら大変ですね。

その際、見積書に金額を書いてくれると思います。「このくらいならいいかな」と思っても、その場で契約はしないようにしましょう。なぜなら、他の社がもっと安くて便利なプランを提示してくるかもしれないからです。一度「考えます」と引き取って、数社で見積もりをしてもらった上で決めるのが賢いやり方です。

見積もりに来た時に「じゃあダンボールだけ置いていきますね」と無料のサービスダンボールを置いていこうとする業者も多いと思いますが、一応ここはお断りしておきましょう。一度ダンボールを受け取ってしまうと、やはり別の業者にしようと思ったときに買い取りを要求されるかもしれないからです。

取りに来てくれとお願いしてもなかなか来てくれないことも考えられるので、こういった面倒を避けるためにダンボールは契約を決めてから受け取るのが無難です。

少しでも安くすませたい長距離引っ越しだからこそ、時間的な余裕を持ってよく比較検討して業者やプランを選びましょう。また、荷物は少なければ少ないほど料金は安くなるので、引っ越し前に思い切った断捨離をして持って行くものを最小限にするのが基本中の基本です。

よく選んで、納得のいく引っ越しをしてくださいね。

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