(東京都:40代ご夫婦)
マンション購入にあたり、私と妻で意見がわかれています。わたしは希望している地域に新築マンションがないことから、希望地域の中古マンション購入を考えているのですが、妻は保証とかの面で不安があると言って中古マンションの購入に乗り気ではありません。
ですが、私が目を付けている物件というのは、築3年の築浅物件なので、メーカーなどの10年保証は受けることができると思っています。実際に中古マンションなどを購入した場合の保証などはどのようになっているのでしょうか?ご教授宜しくお願いします。
新築マンションであれば、最低10年間のメーカー保証を付けることが法律で決められています。しかし、中古マンションに関してはこのような法律が存在していません。つまり、メーカーや販売会社の考え方次第ということになります。
実際にマンションを販売したメーカーによって、中古マンションの保証制度には色々と対応が違っているようです。しかし大手メーカーの保証規約などをみると「譲渡した場合、保証期間は譲渡日をもって終了となります」とかかれているケースが多く、10年以内であっても譲渡日を最後に保証は終了するという考えが一般的だと思います。
実際にあなたが購入を検討しているマンションの販売会社などがわかるのでしたら、インターネットで検索すれば保証に関する規約などを調べることは難しくないと思います。
継続保証制度や独自の保証制度を設けている販売業者もある
保証制度やアフターメンテナンスこそが、新築マンションを購入するメリットなのだと言ってしまえばそれまでなのですが、近年では販売業者独自の保証制度を設けているケースも多くなっていますし、マンションのメーカー側も譲渡した場合の保証に対し、継続保証などの制度を新たに導入する動きが増えてます。
中古マンションの保証を受けられる「瑕疵担保責任保険」という商品が注目されています。これはいわば中古住宅の保険みたいなもので、購入後に構造や給排水管などに欠陥が見つかった場合、その会社が修繕費を保険で支払ってくれるというサービスです。保証する会社は国(国土交通省)が推奨している企業なので安心度もありますし、費用も数万円程度なので、十分に検討する価値がある商品だと思います。
そして、継続保証という聞き慣れない言葉かもしれませんが、これはマンションの所有者が変わってしまっても、継続保証金を支払うことで、引き続きメーカー保証を受けることができるというシステムです。この制度に関しては実施している販売メーカーが限られているので、中古マンションの購入前にメーカーが側に確認するのが一番確実だと思います。その場合、継続保証を受ける際の費用なども合わせて確認しておくようにしましょう。