
新築マンションの情報収集の場合、大きくわけると「チラシ」と「インターネット」の2つに絞られます。とくに今の時代、インターネットでの情報収集能力は欠かすことはできません。
しかし闇雲に情報収集しても時間ばかりが掛かりますので、情報収集を始める前に、希望する条件や立地などをまとめておくようにしましょう。
ただ新築マンションの情報だけを集めれば良いわけではありません。いかに自分たちが希望するエリア内で、自分たちの条件に近い物件を効率良く探すかが成功への近道となります。
まず最初に希望の条件をまとめておく
希望のエリア、間取り、価格など、自分たちが希望する条件を最初にまとめておくようにしましょう。そうすることで条件外の物件に惑わされることも無くなりますし、無駄な時間や労力を使わずに済みます。
希望条件をまとめる
物件の情報収集前に最低限決めておきたい条件は以下の通りです。
地域
※希望のエリアを第三候補くらいに絞っておきましょう。子供の校区、会社までの距離、実家の側など、希望のエリアがあるはずです。ただし、その他の地域でも良い物件があれば購入を検討できるという場合は、あまりこだわり過ぎる必要はありません。
間取り
※編集長も長年不動産業界に携わってきましたが、マイホームを購入する人が一番こだわるのが、この間取りだと思っています。3LDKを希望する人が2LDKで妥協したりするケースは滅多にありません。
価格
※価格の決め方は2500万から3000万というように、おおまかな金額ではなく、上限3000万というように、この金額以上は絶対に購入できないという限度額をズバリ決めておくのが良いでしょう。
構造
※新築マンションの場合、この構造を気にする人は意外に多いです。最初のうちはあまり知識がないので、マンション構造の違いなどは気にしない人が多いのですが、少しずつ勉強していくうちに耐震性や耐久性などを考慮し、この構造のマンションが良いという好みが出てきます。
時期
※時期に関しても気にする人と気にしない人の差が大きい項目だと思います。子供の学校問題で時期を新学期に合わせたり、両親の介護などで早急に探している人などは、時期を優先するケースが目立ちます。
動機
※これが一番大事なのですが、「なぜ新築マンションを購入しようと思ったのか?」という明確な理由を今一度考えてください。
今の住まいじゃ狭いからという理由であれば間取りが第一条件となりますし、両親の介護の問題などであれば、地域や時期を優先しなければならないように、自分たちの条件の中でも優先順位が明確になるはずです。
情報収集を始める
希望の条件や譲れない条件などが明確になったら、いよいよ物件の情報収集を始めましょう。すでに自分たちの希望条件や優先順位、そして予算が明確になっていることと思いますので、情報収集はそう難しくありません。
とくにインターネットを使えば、様々な検索機能が利用できますので、自分たちの条件に合う物件をピンポイントで探すことができるはずです。
チラシによる情報収集
古典的ですが絶対に欠かせないのが、新聞折込チラシやポストへの投函チラシなどの情報源です。とくに新聞折込チラシには、新築マンション情報は必ずと言っていいほど掲載されています。
もし新聞を取ってないというのであれば、この機会に新聞契約をするくらいの投資は必要だと思いますし、どうしても新聞は必要ないというのであれば、不動産雑誌を購入するなどして情報収集をしてください。
インターネットがあれば十分だという人もいるでしょうが、不動産のプロから言わせれば絶対に紙面による情報源は必要です。たしかにインターネットがあれば、新築マンションの情報をすべて網羅することは可能だと思いますが、毎日何時間もパソコンをいじれるほど時間に余裕がある人はそう多くありません。
その結果、新築マンションの情報を探し当てたときには、すでに一次募集が締め切られていたなんてこともありえるからです。その点、新聞折込チラシであれば必ず新築マンションの情報を一次募集前に知ることができます。
インターネットによる情報収集
お金も掛からず最新の情報を仕入れるには、インターネットの存在は欠かせません。新聞を取っている家庭であれば、まず新築マンションの情報は必ず入ってきますが、それよりも早く情報を知ることができるのがインターネットです。
時間に余裕があれば、それだけ色々な角度から物件を精査できますし、他の物件と比較する時間を作ることもできます。
また、場合によっては締め切り間近の新築物件に空きがあり、格安で募集していることだってあります。そのようなお得情報は、やはり新聞折込などではなく、インターネットのほうが何倍も優れています。
さらにインターネットの特徴は、検索機能があることです。この検索機能を使えば希望する地域や間取り、予算などからピンポイントに物件を探すことができるので、無駄な時間をかける必要もありません。
それ以外にも新聞折込チラシなどで気になった新築物件の情報サイトを見ることだって出来ます。今の時代新築マンションは必ず独自の物件サイトを立ち上げていますので、新聞折込チラシだけでは知りえない情報まで詳しく調べることができます。
~まとめポイント~
いきなり物件の情報収集を始めても、あれこれ目移りするだけです。まずは自分たちがどのような物件を希望しているのか、それらの条件などを明確にしておく必要があります。そうすることで余計な物件に無駄な時間を費やすことも無くなりますし、条件に合致しない物件はすぐに候補から外すことができます。
情報収集には、大きくチラシとインターネットがありますが、どちからに偏りすぎるのはあまり良くありません。チラシとインターネットの両方を上手く振り分けながら情報収集していくのが効率の良い方法だと思います。