年収300万円以下でもマンションを買えますか？

最終更新日：2021年08月02日

結論から言ってしまえば、年収300万円でも新築マンションを購入できる可能性は十分にあります。熊本在住ということなので、熊本市内の新築マンション相場を調べてみたのですが、2LDKであれば2000万円前半から売りに出ている物件がそこそこありますね。

年収を300万円で計算した場合、金利2.5％、返済負担率25％だと、だいたい1750万円ほどの借入れが可能だと思います。ですので、自己資金として500万円ほどご用意できれば、2000万円前半のマンションであれば購入も可能という計算になります。しかし、返済負担率25％というのは、かなり厳しい数字であることに間違いありません。理想の返済負担率は20％以内なので、そうなると借入れ可能額は1500万円ほどになります。

無理をすれば買えない金額ではありませんが、車のローンを組んだりするとローンの返済負担率は軽く30％を超えてしまうので、通常の生活すら厳しくなるレベルです。そうなると、返済が困難になり、最終的にはマンションを手放すという選択肢を迫られます。

編集長の個人的なアドバイスとしては、親からの援助などが見込めないのであれば、中古マンションも視野に考えてみるのが良いかと思います。

将来的なことを考え2000万円以内の物件を購入する

30歳の時点で、年収が300万円ほどであれば、将来的なことも考え購入価格は2000万円以内に納めるのがベストの選択だと思います。自己資金が500万円あると仮定した場合なので、そうなると借入れ額は1500万円ということになります。もし自己資金が望めないのであれば、物件価格も1500万円以内に納めることをおすすめします。

現在お子さんがいらっしゃるのか、何歳のお子さんがいるのか解りませんが、子供は成長と共に多くの出費を覚悟しなければなりません。そうなると現時点では生活が何とかなっても、将来的に破綻してしまう恐れがあります。そうならないためにも、将来を見据えた資金計画でマイホームを購入されるのが良いと思います。

きっとあなたの住む街にもファイナンシャルプランナーがいると思いますので、そういう専門的な方に相談すると明確な金額が見えてくるのではないかと思います。ありきたりな言葉ですが、住宅ローンは「いくらまで借りることができるのか？」では無く、「いくらまでなら生活に支障なく返済できるのか？」で考えなければなりません。