手付放棄してでも解約するべきか悩んでいます

最終更新日：2021年08月02日

編集長個人の見解としては、奥様がキャンセルの方向に考えが傾いているように思います。その状況であれば手付金を放棄してでもキャンセルすることをおすすめします。マイホームの購入というのは、人生最大の買い物です。少しでも後悔や戸惑いがあるのでしたら、購入は控えたほうが良いと思います。

販売価格がいかほどのマンションかは解りませんが、通常だと手付金は販売価格の1割程度というケースが多いので、50万円の手付金で済んで良かったと考えを切り替えたほうが良いと思います。

もちろん50万円でも大金なんですけど、新築の夢のマイホームを自分たちが住む前に賃貸として人に貸したりできますか？それが全然苦にならないのであれば、賃貸として貸し出すという手もありますけど、多くの人はやはり新築のマイホームを人に貸すのは抵抗があると思います。

賃貸に出すことを前提に考える

編集長としてはキャンセルの方法をおすすめするのですが、一応賃貸として貸し出す場合のお話もしておきたいと思います。どうしてもそのマンションの立地が希望であり、今回キャンセルすると今度はいつその地域に新築マンションが販売されるかわからない！というケースもあるでしょう。

このように地域を限定してマンション探しをしているのであれば、数年後転勤から戻ってくるまで賃貸として貸しておくという選択肢が有効になります。その場合は近所の不動産会社に相談して、月々どれくらいの家賃で貸し出すことができそうなのか？それを試算してもらうと良いでしょう。

住宅ローンの返済が月々12万円だったとして、家賃が12万を超えるのであれば検討の余地は十分あると思います。ただし、固定資産税の支払いなども発生しますので、出来れば12万円以上の家賃が望めるのが理想です。

それと賃貸の契約に関してですが、通常の賃貸借契約ではなく、期限付の契約にしておくことを強くおすすめします。このような契約方法のことを「定期借家契約」といいます。この定期借家契約にしておくことで、入居者が退去を拒否することはできなくなります。

ただし、賃貸で貸すということは、あなたが家主業を営むということでもあり、それなりの勉強をして知識も習得しておく必要があります。基本的に管理をお願いしている不動産会社が代行してくれますが、最終的な決定事項はすべて家主である、あなたが決めなければなりません。