改築リフォームの事例と費用相場、注意点

改築リフォームの事例と費用相場、注意点

間取り変更の改装リフォームは、壁を新たに作って部屋数を増やしたり、壁を撤去して部屋を広くするするリフォームです。

家族の年齢や構成・人数に合わせて間取りの変更をするリフォームは、より快適で暮らしやすい空間にすることができます。事例や費用相場・リフォーム工事の注意点を見てみましょう。

間取り変更リフォームの事例と費用相場

家を新築した時は、夫婦と小学生・幼稚園の子どもが2人という4人家族の構成も時が経てば変化します。10年経つと子どもは大学生になり一人暮らしをはじめたり、20年経てば結婚して新しい家庭を持ったりします。30年後には、高齢の母を引き取ることがあるかもしれません。

このような家族の変化に合わせた間取りの変更は、家を暮らしやすくしてくれるリフォームになります。

子ども部屋を増やす

小学校高学年まで2人で一つの部屋で過ごしていた子どもたちも中学生になると、勉強のためや自立心が芽生え、個室が必要になります。9~12畳あった子ども部屋を2つに分けるリフォーム工事はよくあるリフォームです。

子ども部屋を2つに分けるリフォームは、壁を新設する方法と建具で仕切る方法があります。壁を新設するリフォームは、何年後かにまた1つの部屋にする場合、手間がかかります。しかし、建具で仕切るリフォームは、また1つの部屋に手軽に変更できます。建具以外に移動式の家具で仕切る方法もあります。

今まで納戸や書斎として使ってきた部屋に隣接した物入れスペースを加えて、子ども部屋を増やすケースもあります。

子ども部屋をつなげて一つの部屋にする

子どもが家を出て子ども部屋を使わなくなると、2つあった子ども部屋の間の壁を撤去して、広いスペースにすることがあります。趣味の鉄道模型のために、孫が遊びに来た時のプレイルームにするために、フラダンスの練習スペースにするためなどに、広いスペースは活用できます。今までできなかったことができるようになり、生活が豊かになります。

使わなくなった部屋はそのまま荷物置き場にせず、リフォームして有意義な部屋にする方が増えています。

リビング横の和室とリビングとつなげる

リビング隣の独立した和室とリビングとの間の壁を撤去するリフォームです。壁がなくなると、和室をリビングの一部として一体利用ができるようになります。リビングと和室を一緒に使うことで、大勢で集まることができるようになります。また、和室で気軽に家事や趣味を楽しむことができるようになります。

和室とリビングがつながるだけで、和室の使用する頻度があがり、家が広くなった使い方ができます。リビングにいる家族と同じ空間ですごすことができ、コミュニケーションが良くなります。

リビングとつながる和室を壁で分けておばあちゃんの部屋に

高齢のおばあちゃん(母)と一緒に暮らす時、おばあちゃん専用の部屋が必要になります。この場合、1階のリビングとつながる和室を壁で仕切って、おばあちゃんの部屋にするケースが多く見られます。おばあちゃんにとって、家族がいるリビングやトイレが近いと生活も便利です。

客間の和室をおばあちゃんの部屋にする

高齢のおばあちゃん(母)と一緒に暮らす時、1階の客間をおばあちゃん専用の部屋にするケースもあります。客間には床の間や押入れがありますが、おばあちゃんの生活が便利になるようにリフォームしましょう。床の間はタンス置き場や物入れにすると良いでしょう。

間取り変更リフォームの費用相場

間取り変更のリフォームにかかる費用は、壁の新設・撤去に伴い電気や建具・収納・耐震などの工事がどのぐらい発生するかで変わります。壁の新設・撤去にかかる費用相場を間取り変更の内容別に見てみましょう。

間取り変更リフォームの費用相場

子ども部屋を2つに分ける
  • 壁を新設する場合(長さ2間=3.64m) 約100,000~200,000円
  • 天井まである建具で部屋を仕切る(幅2間=3.64m) 約250,000~
  • 移動式家具で仕切る(幅2間=3.64m) 約300000~
納戸や書斎と物入を子ども部屋にする

床を貼り替え・壁、入口建具を新設(広さ4.5帖) 約250,000~

リビングと和室の間の壁を撤去する

(耐震補強は別途工事) 約150,000~

リビングと和室の間に壁を新設する

(長さ2間=3.64m) 約100,000~200,000円

客間を寝室を兼ねた居室にする
  • 床の間を押入れに変更 約150,000~
  • 床の間をタンス置き場に変更 約100,000~

リフォームする際の注意点

間取り変更のリフォームでは、壁を新設したり撤去します。そのため、部屋の明るさや風通し・コンセントの使い勝手・耐震性能などに注意が必要です。それぞれ、どんなことに注意したら良いか見てみましょう。

部屋が暗くなる可能性がある

部屋数を増やすために壁を新設する場合、部屋が暗くなるケースがあります。壁を新設した場合は、3つのことを確認しましょう。増やした部屋・分けた部屋には光がはいる窓があるかどうか。部屋の入口から、光は入らないか。隣接する廊下は暗くならないか、検討しましょう。

暗くなる場合の対処方法は、部屋の入口ドアやドア上にガラス部分を作り、光を入れる。新たに作る壁の天井に近い部分にガラス部分を作るか、又は開口にして光をいれる。廊下に接する壁に彩光用の窓を新たに作る。この3つが比較的手軽にできます。外用の窓を新しく設置できる場合は、積極的に取り入れてみましょう。

収納スペースが変わる

部屋を増やす場合は、収納スペースも使って広さを確保するケースがあります。そのため、家全体の収納量が変わります。収納スペースを新たに確保するのは大変です。家全体の収納を見直し、本当に必要な物を効率よく収納する方法を一緒に考えましょう。

客間の和室を新たに寝室にする場合は、床の間を収納スペースに変更して収納量を確保します。間取りの変更だけでなく、家具で収納を確保する方法もあります。新たにベッドを増やす場合は、収納引出付のベッドにして収納を確保します。子ども用のベッドには、上がベッド、下が収納+デスクというタイプもあります。

他には、納戸やクローゼットの収納を見直たり、廊下に物入れを新設して収納量を増やす方法もあります。

電気の配線が変わる

間取り変更では、必ず照明やスイッチ・コンセント位置が変わります。必要なコンセント等を確認し、使い勝手を検討し、工事前に希望を伝えましょう。主に照明の位置・照明スイッチの位置・コンセントの位置・エアコンの取付け位置(専用の電気配線が必要なため)・TVアンテナ線やインターネット配線は必要ないかなど見ておきましょう。

耐震性能が変わるケースがある

壁を除去する間取り変更の場合は、耐震性能の確認が特に必要です。除去する壁が耐力壁だった場合、家全体の耐震設計を見直さなければなりません。また、増築して部屋を増やす場合も家全体の耐力壁のバランスがかわるため、新たに耐震設計を検討する必要があります。

建築基準法の確認が必要なケースがある

壁を除去して部屋が広くなる、壁を新設して部屋が増えた場合は、それぞれの部屋ごと建築基準法に問題がないか調べます。主な内容は、3つです。必要な彩光は確保されているか、必要な換気は確保されているか(シックハウス)、火災警報器は設置されているかです。施工会社や設計者が確認を行います。

間取り変更のリフォームは、家族の人数・構成にあわせて生活を豊かにしてくれるリフォームです。家はやすらぎの場であり、家族が成長する場所でもあります。間取りの変更をすることで子どもが成長し、家族が楽しく、やすらげる家にリフォームしてみるのはいかがでしょうか?

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