カチタスのマンション売却、買取の特徴と口コミ評判

最終更新日：2021年08月02日

カチタス

カチタスについて

カチタスは群馬県桐生市に本社を置く、中古不動産再生事業者です。本社は群馬県ですが、全国に支店を持ち、北海道から沖縄までその支店数は100を超えます。

設立から中古不動産の買取とリフォーム後の販売を事業の要に据えており、徐々に再販戸数を増やし、2017年には年間3500戸を数えるまでに至っています。

中古不動産再販戸数ランキングでは堂々の1位。2017年にはニトリとの業務提携により、家具付き中古住宅の販売を始めたことでも知られています。

カチタスの再販事業の対象は、そのほとんどが戸建て住宅となっています。販売不動産のうち、戸建ての占める割合は93％。これはカチタスは都市部ではなく、地方の中古住宅に的を絞った営業を行っていることに由来しています。

もう一つの大きな特徴は、再販時の価格設定です。カチタスの再販物件の平均価格は約1300万円となっており、地方の中古物件とはいえ、リフォームの施された戸建てをこの価格で手に入れられるというのは、消費者にとっては魅力でしょう。

また、中古住宅のリフォームにおいては、住民が必要とする設備を重点的に改修し、住みやすさを第一に考えているというのも強みです。

一方でカチタスが買取を行っている中古物件の平均築年数は、約30年とかなり古めで、買取価格も残存価値を考慮した価格設定となっています。

売り手からすると、古くて買い手がつかないような物件や、仲介に頼んでも売却が難しい物件の買取をメインに行っている業者、というイメージになりますね。

地方物件がメインと言っても、地元に暮らす人間からすると利便性の高い地域の物件でも安く購入することができるのが利点。

また中古物件で最大の弱点になる水回りのリフォームに力を入れていると言うのが最も信頼できる点だと思います。

買取だけあって査定はやはりそれなりの額に落ち着いてしまいますが、瑕疵責任などの回避を考えるとやはりこのようなものだと思います。

古い物件を取り扱っているとのことですので、価格よりも売却までのスムーズさを重視したい人の選択肢になるでしょう。

企業としても大きく、買取事業の中ではかなりの規模と聞いていますが、やはりその裏には買取額の安さがあるのではと思います。

築年数が極めて古い物件ならまだしも、築15年程度の物件もかなり安く買い叩かれるので、仲介で売れる物件なら買取を依頼しないほうが良いです。