家を内覧した人からの値下げ交渉、どうすればいい？

更新日：2021年08月02日、[PR]

売出し開始から2週間で3組が内覧に来られたのですね。2週間で3組というのは、正直少なくもなければ多くもない数字だと思います。つまり、その売出し価格は市場相場としては大変妥当な金額だったということになります。

例えいくらの金額で売出したとしても、値引きの交渉というのは必ず入ると思った方がよいでしょう。それくらい「中古住宅の購入＝値引き可能」というのが当たり前のようになっています。海外旅行に行ったときに、ダメ元でいいから必ず値引き交渉をしろ！っていうのと同じ類です。

つまり、値引き交渉で具体的な数字まで提示してきているのですから、相手側は相当その物件を気に入っているはずです。だからといってまったく値引きをしないのは、売主側の人間性に不信感を与えてしまいます。

そこで、編集長からの提案なのですが、2580万円で売出して、2400万を提示された。それに対し不動産会社は2500万円をアドバイスしているのですよね？その流れだと不動産会社と買主側で2500万円であれば購入するという意思確認が取れている可能性が高いと思います。

なので、もし2500万円まで下げても構わないと思っているのであれば、2530万～2550万くらいでワンクッション入れてみるのはどうでしょうか？「2580万円でもギリギリだったけど、せっかく気に入ってもらったし、これも一つの縁だと思うので、あと30万円だけなら値引きできます」

このような言い方であれば相手側も悪い気はしないでしょう。それで反応が悪いようでしたら不動産会社のアドバイス通り2500万円で妥協するのもアリだと思います。

値引きを考慮した金額設定にしておく

いまさら言っても仕方ないのですが、不動産売買では95％くらいの確率で値引きの交渉が入ります。ですので、質問者さんのように限界ギリギリの金額で売出すよりも、値引き交渉されたときのことを考慮した金額設定で売りにだすことをおすすめします。

今回の質問者さんであれば、2580万円というのが売却希望額なのですから、2650万円くらいで売りに出していれば値引きの交渉が入った時点で2600万円まで値引きに応じても平気ですし、それでも相手側が迷っているのであれば、押しの一手としてあと20万値引きした2580万円で落とすことができたと思います。

このように必ず値引き交渉が入るという前提で売出し価格を設定しておくのが不動産売却の鉄則です。

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