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2tトラックの引っ越し料金相場と積める荷物量の目安

更新日：2023年09月19日、[PR]

引っ越しのトラックといえば、2tトラックが主流です。しかし、2tトラックと言っても、その大きさにはいくつかの種類があります。ここでは、2tトラックに適した引っ越しや、その料金相場、積める荷物量の目安について詳しく見ていきます。

このページの目次

引っ越しで2tトラックを使う場合とは
2tトラックの種類

引っ越しで2tトラックを使う場合とは

引っ越しで使うトラックには、2tトラック以外に、軽トラ、1tトラック、4tトラックという種類があります。なかでも2tトラックは、単身者から荷物が少なめの家族まで、様々なケースで利用されています。

単身引っ越し

荷物が少なく、大型家具などがない単身者は、軽トラや1tトラックを使って安い単身パックなどのプランを使うことになるでしょう。しかし、ソファなど大型家具があるような場合や、荷物が多めな場合は、単身者でも2tトラックを使うことになります。

また、1tトラックを持っていない引っ越し業者を利用する場合は、軽トラに乗らなければ、2tトラックで引っ越しということになります。客用の家具も別室に揃えているなど、とても荷物が多い人は、単身世帯でも4tトラックを利用することもありますが、ほとんどの単身者は2tトラックまでで収まるはずです。

家族の引っ越し

2人家族、もしくは夫婦と小さな子供という家庭の引っ越しでは、2tトラックが多く利用されています。このような世帯の場合も、荷物が多めであれば大きめの2tトラックを使うことになるでしょう。

4人家族以上の引っ越しでは、4tトラックが主流です。基本的には、これが引っ越しに使う最大のトラックサイズです。このサイズで足りない場合は、2tトラック、もしくは4tトラックを追加して複数台で引っ越しをします。

2tトラックの種類

2tトラックには、「2tショート」と「2tロング」という種類があります。大体のサイズ感としては、2tショートのコンテナサイズは高さ約2.9m、横幅1.8m、奥行3.2mで、床面積3畳分ほどです。

一方ロングは、長さがあるトラックです。高さはショートとほぼ同じで、横幅1.9m、奥行4.5m、床面積5畳分くらいと、かなり差があります。ただし、自動車メーカーにより若干サイズが異なります。これを使い分けている引っ越し業者も少なくありません。

荷物の量にもよりますが、ショートは単身者から2人家族向きで、ロングは、2人～3人家族用というのが目安です。

2tトラックの引っ越し料金相場

それでは、2tトラックで引っ越しをする場合、料金相場はどのくらいなのでしょうか？また、参考までに、その他のトラックサイズについても併せて相場を見ておきましょう。

2tトラックの料金相場

引っ越しの料金相場は、季節によりかなり変動しますし、業者によっても異なるため、幅があります。2tショートで20,000円～40,000円、2tロングで35,000円～50,000円くらいが料金の目安です。

業者が忙しくない時期だと安めの価格になり、繁忙期だと高めになると考えてください。この金額は同一市内の引っ越しの場合ですが、距離が長くなればなるほど、それだけ料金も上がっていくことを理解しておきましょう。

その他のトラックの料金相場

単身パックで使うような軽トラなどの場合は、10,000円代からあります。「単身パック」という名前で提供されているプランだと、同一市内であれば20,000円以内に収まるのが一般的です。

そして、4tトラックの料金相場はぐっと上がって、60,000円～90,000円ほどになります。距離が長ければ長いほど料金はどんどん上がっていくので、4tトラックにするか2tロングにするか迷うような場合は、2tロングに入りきるように荷物を整理して引っ越し料金を安くするというのも、1つの節約技です。

2tトラックに積める荷物量の目安

では、2tショートと2tロングには、それぞれどれくらいの荷物が積めるのでしょうか？荷物量の目安を具体的に説明します。

2tショートの場合

単身者から2人家族までに適した2tショートには、大体以下の荷物がすべて積めます。あくまでも目安なので、それぞれの家具の大きさによっては、もう少し大きい荷物や量が載ることもあります。

電化製品

32インチ程度の液晶テレビ、ブルーレイ・DVDプレーヤー、中型サイズの冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機、掃除機、デスクトップパソコン、プリンター

家具

セミダブルベッド、テレビ台、2人掛けソファ、小さなテーブル、2人用の洋服箪笥、ハンガーラック、カラーボックス、6畳用のカーペット

その他

ダンボール大型10個、ダンボール小型10個、布団一式、自転車・三輪車1台

2tロングの場合

2～3人家族、または子供が小さい家庭に向いている2tロングに積載できる荷物量の目安は、下記のとおりです。ショートで載せられるもののサイズが少しずつ大きくなった形です。家具が小さければ、もっと入るかもしれません。

電化製品

40インチ以下の液晶テレビ、ブルーレイ・DVDプレーヤー、大型サイズの冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機、掃除機、デスクトップパソコン、プリンター

家具

ダブルベッド、テレビ台、2人掛けソファ、中サイズのテーブル、2人用と1人用の洋服箪笥、ハンガーラック、カラーボックス、8畳用のカーペット

その他

ダンボール大型10個、ダンボール小型20個、布団一式、自転車・三輪車1台

2tトラックで引っ越しをするときの注意点

ここまで紹介した料金相場や荷物量を参考にして、自分には2tショート、もしくは2tロングが適していると感じたとしても、あくまでもこれは目安です。正確なものではないので、注意しましょう。また、新居の立地にも気を配る必要があります。

きちんとした見積もりにより、サイズを決める

仮に自分で判断して、2tショートで電話による見積もりをお願いしてしまうと、実際の引っ越し日に荷物がすべて収まらないという事態が起きる可能性があります。特に大型の家電や家具が多い人は、気をつけなければなりません。

こうした事態を防ぐためには、引っ越し業者の担当者に家まで来てもらって、実際に運ぶ荷物量を見せて、しっかりとした見積もりを出してもらってください。荷物量によっては、単身パックでもいけそうと判断されたり、2tロングもしくは4tトラックが必要だとされたりします。

単身パックでも引っ越しできるなら、料金は安くなります。逆に2tで収まらないときは、どの程度荷物を減らせば2tに収まるのか訊いてみると良いでしょう。場合によっては、引っ越し前に荷物を処分することによって2tに収めることができ、引っ越し料金を安くできる可能性があります。

トラックが停められる環境か、事前に確認

集合住宅などでは、引っ越しトラックを停められる場所があることが多いです。しかし住宅街などは道が狭く、トラックの大きさによっては長い間停車できないことがあるかもしれません。

ですから、引っ越し先でトラックを停められる場所があるかどうか、事前に確認しておきましょう。家から少し離れたところに停車する羽目になると、作業時間が大幅にオーバーしてしまい、追加料金を払うことになりかねません。特に2tロングトラックを使う場合は、狭い道では対向車とすれ違えないこともあるので気をつけてください。

料金がそれほど高くならない2tトラックでの引っ越しは、単身者だけではなく、小規模な家族の引っ越しにも適しています。この範囲に収まらないと、一気に料金が高くなってしまいます。事前にしっかり見積もりをしてもらい、工夫次第で2tトラックに収まるようであれば調整してみると良いでしょう。