急いで売りたい人は不動産業者の「買取」も選択肢に

更新日：2021年08月02日、[PR]

業者による買取とは、不動産業者や買取専門の業者などに直接売却するという方法です。
買取をした業者はリフォームなどを施し販売することになるので、どうしても一般的な売却よりも買取価格は低くなってしまいますが、それでも短期間で現金化できてしまうのは魅力的です。

業者買取とは？

転勤や離婚など、早期での売却を希望している人にとって、わずかな期間で現金化することができる「買取り」を利用する人は年々増加傾向にあります。

業者買取までのスケジュール

基本的な売却までの流れは以下の通りです。

1. 売却の相談
2. 物件の査定
3. 買取価格の提示
4. 売却条件などの打合せ
5. 売買契約
6. 買取金額の決済と物件引渡し

おおまかな流れは通常の売却とそう違いはありません。ただ一般の人に売却するわけじゃありませんので、販促活動や物件の内覧などが省略される形になります。

業者によっては、「売却の相談」から「買取価格の提示」までを、1日～3日ほどで終わらせてくれる場合もあるので、買取価格に納得できれば、あとは細かな条件を打ち合わせして、1週間ほどで売買契約に至るケースも珍しくありません。

また、売買契約から決済までの時期も3日～2週間ほどなので、すべての手続きが終了するまでに掛かる期間は最短1週間、長くても1ヶ月もあれば完了します。

業者買取を利用するメリット・デメリット

業者買取のメリット・デメリットを解説していきます。

業者買取のメリット

すぐに売却できる

条件さえ合えば最短数日で売却でき、すぐに現金が手元に入ります。

売却後のアフターが不要（瑕疵担保責任）

業者に売却する場合、瑕疵担保責任は免除されることになります。そのため売却後に雨漏りやシロアリなどの被害が発覚しても売主に補修・修繕の義務は発生しません。
（通常の売却であれば、一定期間売主が保証をしなければならない）

人に知られることなく秘密裏に売却できる

不動産業者のHPや新聞折込チラシなどに売却物件として紹介されることがないので、誰にも知られず秘密裏に売却を進めることができます。

引渡しの時期を自分の都合で決めることができる

子供の卒業、離婚のタイミングなど、自分の都合で好きなように売却することができます。一般の人に売却するのであれば買主側の都合をどうしても優先しがちなので、自分のタイミングや都合で売却できるのは大きなメリットです。

仲介手数料が不要

業者に直接買い取ってもらうのですから、仲介をしてもらうわけではありません。そのため業者への仲介手数料は発生しません。

業者買取のデメリット

買取額が市場価格の6割～7割程度

業者買取の大きなデメリットといえば、買取価格が安いことだけです。買取価格に納得できるのであれば、一般の売却よりもメリットとなる部分は多数あるので利用しない手はありません。

多数の業者が訪問査定にやって来る

業者買取の場合、的確な買取額を提示しなければなりませんので、依頼をした業者が必ず物件を見にやってきます。そのため、5社に査定を依頼すれば5社の訪問査定を受けることになるので、それだけ手間が掛かります。

買取業者の選び方

買取を行っている業者はそう多くありません。そのため地方部に住まいの人であれば、身近に買取をしてくれる業者が1社もないというケースもあるでしょう。

そんなときは、インターネットで買取業者を探せば問題ありません。ネットで検索すれば全国対応している買取業者は簡単に探すことができます。

判断するポイントは3つ

買取業者を選ぶときのチェックポイントは大きく以下の3つです。

• 買取の価格
• 知名度と信頼度
• 現金化までの期間

テレビCMをしているような大手不動産業者は、買取をしていることはあまり多くありません。基本的には買取した物件をリフォームして再販売するのが目的なので、不動産業者というよりもリフォーム会社に近い立場の業者が多いように思います。

買取の価格

やはり一番重要視したいのが、「いくらで買い取ってくれるのか？」という問題でしょう。言い方は悪いですが、売って終わりの取引なので、高額な買取価格を提示してくれる業者を最優先したいのが当然だと思います。

そのため、業者買取を検討してるのであれば、ネットの一括査定を利用することをおすすめします。一括査定でも「買取を希望する」というチェック項目があるので、それを選択しておけば買取額を提示してくれるシステムになっています。

知名度と信頼度

先にも言ったように、あまり知名度が高い業者は少ないと思います。ですので、知名度や信頼度というのは、ネットなどで検索して調べるほかありません。口コミサイトや一括査定サイトなどで、実際に利用した人の生の声をみながら判断するのが良いでしょう。

現金化までの期間

業者によっては現金化まで数日という場合もあれば、決済は売買契約の1ヵ月後としている場合もあります。現金化までの日数が短いほど良いというわけではありませんが、自分の都合に合わなければ最初から検討する余地もありません。

どれだけこちら側の都合を考慮してくれるかも業者選びでは重要になると思います。

買取保証とは

業者によっては、「買取保証」にのみ対応しているという場合もあります。
買取保証とは、当初は一般的な方法で売却活動をし、決めておいた期限までに売却できない時に限り、物件を業者に買い取ってもらうという方法です。

買取保証のおすすめポイント

買取保証であれば、大手の不動産業者なども取り入れていることが多いので、安心して売却相談をすることができます。また当初は通常の売却方法を選択することができるので、市場相場と同等での売却も可能になります。

具体的には、物件査定と同時に買取可能金額を提示してもらいます。例えば買取可能価格が2500万円だったとしましょう。

しかし、市場の平均相場は3200万円ほどです。この場合、当初2ヶ月間だけ3000万円～3200万円ほどで売りに出します。しかし2ヶ月経っても、買い手が現れない場合に限り、最初に提示を受けていた2500万円で業者に買い取ってもらうことができます。

転勤など、どうしてもこの期限までに売却したいと考えている人には、ベストな販売方法だと思います。

この買取保証であれば、大手の不動産業者も取り扱っているケースが多いので、一括査定サイトなどの利用価値はさらに高くなると思います。

当初、査定を依頼するときにの要望項目などに、「○月○日までの売却が絶対条件になります。その期日までに売却できない場合は買取保証を利用したいと考えています」と書き添えておけば問題ありません。

～まとめポイント

業者買取を希望するときのポイントは、やはり買取金額だと思います。瑕疵担保などの面倒なことを気にする必要もありませんし、ほぼ全ての手続きを代行してくれますので、後は金額だけに絞って業者選びをすればいいので単純明快と言えるでしょう。

最近では買取保証という制度を利用する売主も増加しているので、条件があえば買取保証を検討してみる価値は充分にあると思います。

どちらを選択するにしても、ネットの一括査定サイトを利用することで、選択肢の幅が大きく広がるのは間違いありません。

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