駐車場やエクステリアのリフォームのポイントと費用相場

駐車場やエクステリアのリフォームのポイントと費用相場

今まで敷地内に駐車スペースがなく、別の月極駐車場を借りているケースや、家族の車が増えて駐車スペースを広げたい場合などは、駐車場のリフォームという方法があります。

また、今ある駐車場を屋根付きのカーポートを設置するなど、機能的なものにリフォームすることも比較的短期間な工事で可能です。ここでは、駐車場のリフォームのポイントや費用の相場、一緒にも工事できるエクステリアのリフォームについて紹介していきます。是非、参考にしてみて下さい。

駐車場リフォームについて

駐車場を新設したり、増設したりすると今よりもかなり便利な使い方ができる場合が多く、年齢や家族構成などによっての使い方の変化にも対応できます。なんとなく知っていながらも、外回りのリフォームはなかなか行動に移せない方が多いのではないでしょうか。駐車場のリフォームにはどのような方法があるかを見ていきましょう。

リフォームのポイント

駐車場のリフォームの種類やリフォーム工事をすることによって、それぞれどのような良い点があるか、リフォームのポイントなどを説明していきます。

駐車場を新設、増設する

少し前の住宅では、敷地内に駐車場を造らずに全て庭やアプローチにしているケースも多く見られます。車を所有してはいるが、近くの月極め駐車場を借りているという場合もあるでしょう。しかし、住宅と離れた場所に駐車場があると、行き帰りの荷物の持ち運びも負担になりますし、雨や雪などの天候の時には大変不便です。

また、家族の車が増えた場合にも既存の駐車場が十分ではなく、広げたほうが良いのかと悩むことも多いのではないでしょうか。

このような時には、敷地の一部に駐車場を新設したり増設するリフォームを行うことで、今よりも便利な使い方ができます。庭など敷地の一部を造りかえることになりますので、育ててきた庭などを一部分撤去することもありますが、高齢になれば体への負担は少なくしたいものですし、子育て中の世代でも最小限の移動距離で車と家と行き来が出来るのはとても機能的です。

駐車場の新設、増設リフォームの際は、道路との関係が重要です。道路から入りやすく、また、出しやすい位置が好ましいでしょう。もし、複数の車を駐車するなら、ドアの開閉ができる十分なスペースを確保できるような計画をするようにしましょう。

屋根付きカーポートを設置する

今現在ある駐車場に屋根付きカーポートを設置したいと考えている方が多くなっています。その理由としては、雨の日に荷物や服を濡らさずに家に入ることが出来ることや、積雪地域の方なら、車に積もる雪を毎朝下ろさなくとも良いという肉体的な負担も軽くなります。

また、車本体が紫外線や雨風から守られるため、色あせやキズなどから防いでくれる効果もあります。

屋根付きカーポートには、片側だけで屋根を支えているものや両側で屋根を支えているもの、両側に風よけのパネルが設置できるものなどバリエーションが豊富にあります。それぞれの目的に合わせて選択すると良いでしょう。

積雪地域で特に注意が必要なのが、屋根の加重、強度です。カーポートの屋根がどれくらいの雪の重みに耐えられるのか、しっかりと確認が必要になってきます。もし強度が不十分のカーポートを設置すれば、雪の重みに耐えられず倒壊する恐れがあります。必ず確認しましょう。

また、カーポートは建築物とみなされるため、隣地との離れや道路との境界関係、建築の確認申請などが必要な場合がありますので気を付けるようにしましょう。

駐車場にゲートを設置する

駐車場やカーポートは、道路に向かってオープンな状態になっているため、防犯上で考えた場合、不安に感じることもあるでしょう。このような場合は、駐車場やカーポートと道路の境界にゲートを設置すると安心です。

不特定多数の人が行き来する道路に、車がむき出しのままであると、キズが付くことやいたずらをされる心配があります。特に学校の近くや歩行者が多い幹線道路、観光地や公園の近くなどは常に歩行者の往来が考えられます。ゲートをつけることで、「簡単には敷地に入れない」という雰囲気を感じさせる防犯上の効果が期待できます。

ゲートは単独で自立しているものを設置している場合が多く、施工もそれほど手のかかるものはありませんので、検討してみても良いでしょう。

ガレージを設置する

しっかりと車を建物の中に保管し、雨風や紫外線などから完全にシャットアウトしたいという要望を持っている方もいるでしょう。シャッター付の車専用ガレージなら、しっかりと愛車の管理ができます。

タイヤや車の掃除用具、整備用具なども一緒に保管することができるようなスペースも計画できると、より使い易いガレージになります。

木製のガレージなら構造は住宅などの建築物と同じようなイメージになりますので、基礎、柱や梁、屋根などで作られます。内部の空間まで住宅のように仕上げる必要はないと考えますが、シャッターを含め、ある程度の建築費が必要になります。

金属製でコンテナのように組立で設置できるガレージもあります。シンプルな形状が多くデザイン性で選ばれるケースが多いようです。

ガレージは建築物とみなされ、隣地との離れや道路との境界の関係性、建築面積(建蔽率)などに規制がかかる場合がありますのでリフォームする際には、建築基準法に詳しいしっかりとした業者さんに依頼するようにしましょう。

相場費用

駐車場のリフォーム工事について、それぞれどのくらいの費用がかかるものなのでしょうか。工事の種類別に紹介します。

駐車場の新設、増設

駐車場を造る場所が今現在どのようになっているかにもよりますが、おおよそ50万円~150万円が相場になります。1台分か2台分かでも費用は変わります。

カーポートの設置

1台分か2台分かにもよりますが、おおよそ80万円~150万円が相場になります。側面の風よけもオプションに付けるか、加重がどのくらいかでも費用は変わります。

ゲートの設置

ゲートは取り付けるタイプによって費用に幅があります。おおよそ10万円~100万円くらが相場になり、比較的に安価なものは高さが抑えられ、折り畳み式になっているものです。両側に支えがあれば取り付けは簡単です。その他、電動でゲートが上に持ち上がるものやシャッターと同じくらい高さのあるシャッタータイプなど、種類により費用が変わります。

駐車場と一緒にエクステリア全体を見直してみる

敷地全体を上手に使うためには、一部だけではなく全体的な計画をすることが必要になってきます。駐車場のリフォームを検討している場合、その他のエクステリアについても検討することもおすすめです。

例えば、庭を撤去し駐車場を新設するなら、アプローチの一部を庭に造りかえる。カーポートを設置するなら、一緒に自転車スペースや外部水栓も改修するなど、近い将来的に必要になると思われる工事や見直したい部分があれば、まとめて依頼することで費用を抑えられる場合もあります。また、全体的な計画をすることで、建物との調和がとれるエクステリアになることが期待できます。

まとめ

住宅のリフォームと違い、外回りのリフォームは実はなかなか手を掛けずに暮らしてい方は多いです。

しかし、実際には日常不便を感じていることも多いでしょう。家族構成の変化や暮らし方の変化に合わせて外回りのリフォームも一度検討してみることも良いかもしれません。

ガレージを造ったり庭を一部撤去したりする工事は大掛かりなものになるかもしれませんが、カーポートやゲートは工事期間も意外と短いものです。

住宅とは違い、部分的なリフォームというよりは、何かのリフォームの際にまとめて計画をする方が費用も抑えられ、また使い易い動線にも繋がるのではないでしょうか。


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