寝室リフォームのポイントと壁紙などの選び方、費用相場

寝室リフォームのポイントと壁紙などの選び方、費用相場

一日、何時間眠りますか?その眠った時間居るのが寝室です。1日の疲れが取れるか取れないかは、寝室がポイントになります。
寝つきが悪い人や、早く起きてしまう人など、体の問題以外にも環境を見直す必要があるかも知れません。

この記事では、寝室をリフォームする際のポイントについて解説しています。寝室のリフォームを検討している人は、ぜひ参考ににて下さい。

寝室のリフォームについて

快適な寝室とは、どんな寝室でしょうか?

  • 布団に入ったらすぐ眠れる。寝つきが良い
  • 朝までぐっすり眠れる。夜中に起きることがない
  • 寝起きがすっきりしている
  • 夜、トイレに起きた後もすぐに眠れる

こんな風に眠れる寝室は、快適な寝室です。

リフォームのポイント

寝室には、睡眠の質を下げている意外と気が付いていない原因があります。寝室をリフォームする時には、リフォームしたいと思ったきっかけ以外にリフォームすると良いことがないか考えてみましょう。
リフォームのポイントを見ながら、あてはまることがないか考えてみましょう。

まぶしくない明るさを選ぶ

寝室の照明は、どんなものがついていますか?
天井に全体を明るくする照明がついていることがほとんどだと思います。このような照明を「全体照明」といいます。どのような場合でも可もなく不可もなく使えるので、よく使用されています。

寝室の場合は、「全体照明」は向いていません。天井の全体照明は、光源が目に入りやすく、寝室としては明るすぎる照度です。眠る直前に照明の光を見てしまうと目からの光の情報が日中と錯覚をおこし、寝つきが悪くなるのです。寝室の明るさは人がおぼろげにわかる明るさが最適です。

寝室の照明は、「間接照明」が向いています。「間接照明」は簡単にいうとホテルの部屋の様な部分的に明るくする照明方法です。

リフォームで間接照明にするには、全体照明は照度を落とせる照明に変更して、ベッドサイドにスタンドを置くのが手軽な方法です。
全体照明をやめて、ダウンライトやスポットライト・コーブ照明などで間接照明にする場合は目に直接光源がはいらないように照明の位置を決めましょう。

内窓をつけて音と暑さ・寒さを解消

窓の内側にもう一つ窓をつけるリフォームの方法があります。「内窓」というサッシ工事です。工事が一日で終わる簡単な工事です。

内窓は二重窓となるため、防音効果がえられます。

  • 幹線道路沿いで遅くまで車の音がする
  • 近くにコンビニがあり騒がしい
  • 寝室が隣家のリビングの隣で遅くまでテレビの音が聴こえる

こんな方におすすめです。

また、内窓は断熱効果もあります。冬の結露やすきま風の防止になります。夏の窓ガラスからの暑さもやわらぎます。西側の窓につけると効果があります。

窓の外に後付けシャッター雨戸を取り付ける

後付けのシャッター雨戸を付けるリフォームがあります。取付できるスペースやサイズなどの制限がありますが、窓ごと交換する必要がないので手軽です。

シャッター雨戸は寝室を暗くすることができ、防音効果もえられます。また、防犯や台風などの強風が気になる方にも最適なリフォームです。

カーテンを替えて、ひと工夫

カーテンの種類は、色や柄を選ぶだけでなく機能でも選びましょう。寝室を快適にする機能は、遮光と防音があります。

「遮光カーテン」は、光を遮ることができるカーテンです。

  • 寝室の近くにお店があり、看板の光がはいってくる
  • 外灯の光がはいってくる
  • 朝の光がまぶしくて、夏早く起きてしまう
  • 夏、西日で寝室の中が暑くなる

こんな方におすすめです。

「防音カーテン」は、音を遮ることができるカーテンです。夜、外の音で起きてしまうことがある方におすすめです。

内装で湿度調整

眠っている時に湿度が下がると喉を傷めます。また、湿度が高いと蒸し暑く、熱中症になりやすくなります。
寝室の湿度は、健康のためにも大事です。

寝室の壁を珪藻土塗り壁や調湿タイル・調湿クロスにリフォームすると、湿度調整の効果がえられます。

将来を考えてリフォームしましょう

高齢になるとどうしてもトイレが近くなり、夜中にトイレにいくことになります。これは、誰にでもおとずれることです。

  • 夜、照明をつけなくてもトイレにいけるように足元を照らしてくれる「足元灯」を付ける
  • トイレに行くときは少し寝ぼけた感じになるので、トイレまで手摺を付ける
  • トイレが寝室の隣にある場合は、寝室から直接はいれる入口をもう一つつける

少し先をみすえて、検討してみてはいかがでしょうか?

床材や壁紙・カーテンの選び方

寝室のインテリアはぐっすり眠るために落ち着いたインテリア・寒さを感じないインテリアがおすすめです。
床材・壁材の選び方を見てみましょう。

床材

床材の種類は、布団の場合は和室で畳、ベッドの方はフローリングが多いと思います。床材選びで気を付けたいのは、足からの温かさとダニ対策です。

ベッドの方におすすめの床材はカーペットやコルクです。
フローリングはどうしても冷たい感じがあり、ヒヤッとします。スリッパを履く習慣があっても開放感があるため寝室は裸足で過ごす方もいます。そんな方にはカーペットやコルクがおすすめです。

カーペットやコルクは断熱効果が高く、触り心地が良く、転んでも怪我をしにくい素材です。カーペットもコルクも30cmや45cm角のタイルタイプの商品があります。タイルタイプは汚れた所だけ取り換えることができるので便利です。

布団の方は、畳がおすすめです。畳を表替えする時は防ダニシートを入れてもらいましょう。畳は断熱効果があるので、寝室に向いています。

寝室の床:注意したいこと

人は寝ている間に200~500mlの汗をかくと言われています。布団やマットを床に敷いたままにすることは厳禁です。湿気でフローリングが変色します。また、カーペットや畳は常に湿りカビやダニが発生してしまいます。必ず、床からマットや布団をあげて乾燥させましょう。

壁紙

ぐっすり眠るためには、落ち着いた雰囲気のインテリアがおすすめです。
明るすぎない壁紙・気持ちが落ち着ける配色・柄を選びましょう。

大きな柄やインパクトのある色の壁紙は避けましょう。
特に注意したいのが、天井の色味、明るさです。天井の色は照明の光も反射します。まぶしく感じない色味・明るさを選びましょう。寝室の天井の色は、壁よりも濃い色を選ぶと落ち着いた雰囲気になります。

カーテン

カーテンの色を選ぶ時は、壁や天井と同系色の色を選ぶと落ち着いた雰囲気になります。
カーテンに柄を選ぶ時は、落ち着いた柄・色味を選びましょう。カーテンは意外に面積が広く、寝室では引いていることになります。引いた時の面積を考えて選びましょう。

リフォーム費用の相場

寝室のリフォーム費用は、全体広さや壁や窓の面積により工事金額が変わります。
標準的な寝室の広さ・面積で費用を見てみましょう。

  • 壁、天井のクロス貼り替え(広さ6帖)¥40,000~
  • 壁、天井のクロス貼り替え(広さ8帖)¥50,000~
  • 床カーペット貼り替え(広さ6帖)¥45,000~
  • 床カーペット貼り替え(広さ8帖)¥50,000~
  • 布カーテン掛け替え(既製品・腰窓・掃出し窓1ヶ所ずつ)¥20,000~
  • 手摺取付  Ⅰ型横付け90cm 取付費込 ¥20,000~
  • 内窓取付(腰窓1ヶ所 標準工事費込)¥45,000~
  • 内窓取付(掃出し窓1ヶ所 標準工事費込)¥67,000~
  • 後付けシャッター雨戸取付((腰窓1ヶ所 標準工事費込)¥100,000~
  • 後付けシャッター雨戸取付(掃出し窓1ヶ所 標準工事費込)¥130,000~

寝室のリフォームは、手軽にできるリフォームの一つです。
睡眠は、身体や脳を休め、ストレスを解消し、明日への英気を養います。寝室のリフォームで、今までより高い質の睡眠を手に入れましょう。


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