新築マンションを購入する際の資金計画

新築マンションを購入する際の資金計画
資金計画を立て、購入可能な予算を知ろう!

マンションの購入を検討するとき、真っ先にしなければならないのがこの資金計画です。購入可能な予算を知らなければ、物件の情報収集も始められません。

どれくらいまでなら融資を受けられるのか?月々どくらいまでなら返済が可能なのかを知ることから始めましょう。

資金計画といっても色々あります。自分たちが借りれる金額、月々返済できる金額、物件価格以外に掛かる諸費用、税金などの問題もあります。あらゆる面から資金計画を立てておかなければ、最終的に家計がパンクしてしまう恐れがあります。

資金計画を立てる際のポイント

下記の3つのポイントに注目しながら、まずは自分たちの資金計画を立てるようにしましょう!

  • 自分たちがどれくらい融資を受けられるのか銀行に相談する
  • 月々の出費を考え、毎月どくらいの額なら返済出来るのかを考える
  • 物件価格以外にどのような費用が掛かるのかを知る

銀行に住宅ローン融資の相談をする

まず一番最初に考えなければならないのが、住宅ローンの問題です。とくに名義人となる人の勤務年数が短かったり、年収が低い、他からの借入がある場合などは、住宅ローンの事前審査は不可欠です。

今はネット時代ですので、わざわざ銀行の窓口まで足を運ばなくても、インターネット環境があれば誰でも手軽に融資の打診ができますし、ローンシュミレーションなどからおおよその借入可能金額を知ることもできます。

おおよその融資可能額を知ることができれば、物件探しがかなり楽になります。

月々の返済可能額を試算しておく

住宅ローンの融資可能額と別の角度から予算を考えるなら、月々の返済可能額を算出するのが良い方法だと思います。基本的に3000万円の融資を受けることができても、それを月々返済できなければ無意味だからです。

不動産の格言のようなもので「いくら借りれるではなく、いくらなら返済できるかが重要」という言葉があるように、編集長的にも融資可能額よりも、返済可能額から資金計画を立てていくことに賛成です。

これはあくまでも理想論ですが、一般的に返済額は年収の25%以内に抑えるのが良いと言われています。年収500万円であれば、年間の返済額は125万円となり、月々になおすと104,000円ほどになります。

もちろん、車のローンだったり、子供の塾やお稽古費用などもあるので、収入の25%を住宅ローンの返済にまわせる家庭ばかりではないでしょう。どうしても月々8万円の返済しか無理だというのであれば、逆算して月8万円×12ヶ月×35年という計算で金額を算出してみましょう。

ちなみに上記の例だと総返済額は3360万円ほどになります。そうなると固定金利2.5%で考えた場合の借入可能額は、約2200万円だということがわかります。

自己資金として1000万を用意できるのであれば、頭金1000万円+融資2200万=3200万円となり、この金額内で物件を探すことになります。

物件価格+諸費用で予算を考える

3200万円以内で物件を探すという話をしましたが、当然3200万円で売出されているマンションを購入するのは現実的に無理です。新築のマンションでの場合、物件価格以外にも諸々の諸費用が掛かります。

融資の手数料、引越し費用、税金などを考えると、物件価格の6%~10%ほどが諸費用に掛かると言われています。そうなると3200万円から諸費用を差し引くと、物件価格は3000万円以内に抑えることが絶対条件となります。

資金計画より先に物件探しを始めると・・・

資金計画よりも先に物件探しを始める人が多いのですが、編集長的にはおすすめしません。物件探しを先に始めてしまうと、高い確率で予算以上の物件を購入する人が多くいるからです。

予算以上の物件を購入してしまうと

複数の物件を見学してしまうと、当然価格の高い物件ほど魅力的に見えてしまいます。その結果、少々予算をオーバーしてでもお気に入りの物件を購入してしまう人は珍しくありません。

そうなると、当然月々の返済が苦しくなり、最悪のパターンだと数年で手放すことになってしまいます。そうならないためにも、予算以上の物件は見学しないことを強くおすすめします。

最初から予算が解っていれば、予算以上の物件を見学に行くことも避けられますし、結果的に時間の節約にもなり、購入後の生活も安定します。

~まとめポイント~

マンションの購入において資金計画は何よりも優先して考える項目のひとつです。最初に自分たちが購入できるマンションの予算を考えることで、物件探しの手間が楽になりますし、何よりも無茶な買い物をして返済に四苦八苦することがなくなります。

ちょっと意地悪な言い方になりますが、自分たちの予算を知ることで、早々に新築→中古にシフトチェンジをすることもできます。まずは自分たちの予算を知ることがマンション購入の第一歩だと思ってください。


目次一覧

新築マンション購入までの流れ

新築マンションで特に気をつけたいポイント

新築マンションに関するよくある質問

中古マンション購入までの流れ

中古マンションで特に気をつけたいポイント

中古マンションに関するよくある質問

予算、間取りに関するアドバイス

耐震・セキュリティについて

女性のマンション選びアドバイス