女性が一人で住む場合の間取りの考え方

女性が一人で住む場合の間取りの考え方

シングル女性が購入するマンションとして、一番人気なのは1DKや1LDKのコンパクトマンションと呼ばれるタイプです。お部屋の広さも40㎡~50㎡くらいが価格的に見ても人気ですね。さらにシングル女性とシングル男性では、やはりマンションの間取りや設備選びには違いがあるようです。

同じライフスタイルを持つ人が大勢住んでいるコンパクトマンションなどが人気です。ただし、あくまでも女性が一人で暮らす場合なので、同棲したり、親と同居したりするには狭いと感じることがあるでしょう。もし将来的に売却や賃貸という考えが強いのであれば、これからコンパクトマンションは人気が上がると思います。

コンパクトマンションとは?

都内23区を中心にコンパクトマンションがシングル男性やシングル女性に人気です。コンパクトマンションとは、35㎡~55㎡くらいのマンションのことで、主に単身用の分譲マンションとして開発されており、1DKや1LDKの間取りが主流となっています。

コンパクトマンションが人気の理由

コンパクトマンションが人気なのは、なんと言っても立地が良く利便性が高いことでしょう。1部屋をコンパクトサイズにしたことで、価格面を大幅に抑えることができ、そのためシングル層でも手を出せる価格帯になっています。

通常であれば2LDKや3LDKで7000万、8000万するような立地の地域でも、コンパクトマンションであれば、4000万円以下でも十分に新築で探すことができます。

ちなみに下の間取り図は、2015年11月現在都内で販売されているコンパクトマンションの一例です。

新築で41㎡、1LDKですが、価格は3660万円~とシングル層でも十分に手が届く価格帯ですよね。
さらにコンパクトマンションの特徴となっているのが、内装や設備へのこだわりです。とくにシングル女性をターゲットにしているコンパクトマンションも多く、そういう物件は内装や設備にこだわりを持って建てられています。

最新のキッチン設備や防音対策、さらにはセキュリティ面をみても、高級マンションに引けをとりません。比較的都心の中心部にあり、駅からも近く、買い物や通勤にも利便性が高いので、将来売却や賃貸という選択肢をみても、申し分がありません。

コンパクトマンションの欠点

都心部でシングル層に高い支持を受けているコンパクトマンションですが、ちょっと気になる点があります。それは専有面積の㎡数です。ほとんどのコンパクトマンションが50㎡以下に抑えられていることで、住宅ローン融資が使えないケースがあったり、住宅ローン控除の対象とならないケースが多いからです。

住宅ローン商品の中には50㎡以上の物件に限られてる物もあり、住宅ローン控除の要件としても50㎡以上の居住であること!となっています。

シングル女性に人気の間取りとは?

ある企業がシングル女性のマンション購入者に行った調査では、立地や環境などを除いて、どのような理由で当マンションを購入しようと思ったのか?

ダントツ1位だったのが「日当たり」でした。ちょっと驚きでしたね。ファミリー向けマンションなら、間取りや日当たりが重要視されるのは理解できるのですが、シングル女性でも同じように日当たりを物件選びの決め手にしている人がこんなに多いとは思いませんでした。

ちなみに2位は「地震対策」で、3位は「収納スペース」でした。
2位の地震対策というのもちょっと驚きですけど、やっぱり関東地方はいつ大きな地震に襲われておかしくない!という不安が強くあるんだと思います。

やっぱり1LDKが1番人気

ちなみに間取りで言うと、やはりシングル女性に一番人気なのは1LDKです。なかには将来的なことを見据えて両親と同居したり、結婚したときの新居にすることを考え2LDKを購入するという女性も少なくないようですが、圧倒的に1LDKの間取りが人気のようです。

シングル男性が将来的に結婚したときのことを見据えて2LDKや3LDKという広めのマンションを購入するのに対し、女性はもし結婚することになったら売却したり、賃貸として運用するなど、資産価値の一つとしてマンションを考えているのが良くわかります。

広い部屋を希望する場合

どうしても広めの間取りが良い!という女性の場合、新築マンションよりも中古マンションに目を向ける人が多いのも特徴です。築10年を超えて価格も下がってきた2LDKや3LDKの中古マンションを購入し、2LDK→1LDKにリフォームすることで、より広い空間を実現することができます。

編集長の知り合いの女性も広い寝室があるマンションを希望していたので、新築を諦め中古マンションを購入してリフォームしていました。そうすることで6帖と4.5帖の洋室を繋げ寝室にすることで、クローゼットなどを撤去し、12帖ほどの寝室を確保できたと喜んでました。

キッチンや間取りにこだわる女性は意外に少ない

キッチンや間取りに強いこだわりを持っている女性が思っているよりも少ないのは意外でした。
たしかにファミリー向けであれば、対面式キッチンが良い!とか、子供部屋まで考えて部屋数を多く確保したいという思いがあるのかもしれませんが、シングル女性であればそこまでキッチンや間取りに強いこだわりがないのも納得できます。

キッチンはデゥスポーザーがあり、収納が多ければ良い!間取りはLDKと別に寝室があれば良い!これくらいに考えている女性が案外多いのかもしれませんね。

ですが、やはりトイレとバスルームには強いこだわりを持っている女性が多いのも事実です。
トイレのウォシュレットは言うまでもなく必須なのですが、節水型のトイレだったり、バスルームにテレビがついてたり、音楽が聴ける物件というのは好まれます。


目次一覧

新築マンション購入までの流れ

新築マンションで特に気をつけたいポイント

新築マンションに関するよくある質問

中古マンション購入までの流れ

中古マンションで特に気をつけたいポイント

中古マンションに関するよくある質問

予算、間取りに関するアドバイス

耐震・セキュリティについて

女性のマンション選びアドバイス