トイレや浴室の換気扇を回したまま。電気代はいくら?

トイレや浴室の換気扇を回したまま。電気代はいくら?

賃貸物件のような集合住宅の場合、トイレや浴室に窓がなく、臭いや湿気が籠ってしまうというトラブルが起こってしまいがちです。臭いや湿気が籠れば、当然雑菌も繁殖しやすく、気が付けば不衛生な状態に…。

なんとか換気したいけれど換気扇を1日中付けたままにしておくのは、電気代がかかってしまうのでは?そんな悩みを抱えている人はたくさんいます。

換気扇を1日中つけっぱなしにしてしまうと、電気代はいくらくらいになってしまうのでしょうか。

換気扇の電気代について

換気扇は電気を使って動いているので、当然ですがつければつけただけ電気代がかかってしまいます。では実際に換気扇にはいくらくらいの電気代がかかっているのでしょうか。

換気扇を回したままにするケース 

電気代のことを気にして換気扇をつけられないと感じている人に知ってもらいたいのは、換気扇をつけっぱなしにすることは、電気代よりもメリットが大きいという事です。

電気代がかかってしまうのは事実ですが、それ以上にメリットが大きいので、トータル的に考えるとお得になります。

メリット

では換気扇をつけたままにするメリットをご紹介していきます。

① 臭い防止

お風呂やトイレは嫌な臭いが籠りがち。特にトイレは使用後しばらく臭いが取れないこともあり、急な来客時に焦ってしまうこともあります。

消臭剤や芳香剤でごまかしても、元の臭いが残ったままでは余計に変な臭いになってしまいますが、換気扇をつけておくことで臭いが残ることを防ぐことができます。

② 湿気防止

窓のない狭い空間は、どうしても湿度が高くなります。特にお風呂は湿度が高く、一日中ジメジメしっぱなし。カビや雑菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。

換気扇を一日中回しておくことで、湿度が低くなり、カビや雑菌の繁殖を防いで綺麗に保つことができます。

③ 花粉やハウスダスト対策

花粉やハウスダストは、お風呂やトイレでも発生してしまいます。特に外に干してあった洗濯物をお風呂に干し直してしまえば、お風呂にはかなりの花粉が充満してしまいます。

アレルギーの人にとって、花粉やハウスダストは天敵です。室内に溜め込まないためにも換気扇を回しておくことが予防策となります。

④ 家の劣化を防ぐ

ほとんどの建物で木材や紙材が使われていますよね。柱であったり、壁紙であったり、木材や紙材は家を建てるための基本的な材料です。

木や紙は水に弱く、湿度が高くなってしまうと劣化が早くなってしまいます。換気扇を回して湿度を下げることは、家の劣化を防ぐ事にもつながるのです。

デメリット

では逆に換気扇をつけっぱなしにした時のデメリットを見てみましょう。

① 電気代がかかる

一日中つけっぱなしにすることで、やはり電気代がかかってしまいます。ただしつけずに臭いや湿気、雑菌が増えてしまった方が、掃除の回数も増えてお金がかかる場合があります。

② うるさい

日中は生活音の方がうるさいので、換気扇の音が気になることはないかもしれませんが、夜寝静まってからは換気扇の回る音がうるさく感じてしまう場合があります。

特にトイレやお風呂と隣接している部屋を寝室にしている場合は、音が気になって眠れないという事もあります。

③ 換気扇の掃除回数が増える

換気扇は使えば汚れます。部屋の中の埃や雑菌などを吸い込んでいるので、汚れるのは当然なのですが、その分掃除しなければならず面倒に感じてしまいます。

ただし換気扇を使わなければ、トイレや浴室の掃除回数が増えてしまうので、換気扇を掃除する方が楽ではあります。

回したままの電気代は?

換気扇を回したままにすることはメリットがたくさんあるという事はわかりましたが、心配なのは電気代です。つけたままにすることで、高額の電気代が支払う羽目にになるのは避けたいですよね。

でも大丈夫です。換気扇の電気代はさほど高くありません。多くかかったとしてもせいぜい数百円程度。電気代を心配するほど消費電力は高くありません。

<トイレの換気扇>
トイレの換気扇は電力が小さいため、電気代はほとんどかかりません。1か月毎日つけ続けていたとしても、かかる電気代は50円~100円程度。気にする額ではありません。

<お風呂の換気扇>
お風呂の換気扇はトイレよりは大きめ。と言っても電気代は1か月で300~400円程度です。しかも最近の換気扇は長時間つけておくための省エネモードが設定されているので、100円程度で済むこともあります。

トイレとお風呂の換気扇の電気代は、両方合わせても1ヶ月500円にも満たない程度です。これで空気が清潔に保たれ、さらに掃除回数も減るのであれば、つけておいて損するという事はありませんね。


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